これは宗教的なことを考えて描いたわけじゃなくて。
今描いてる「悪の組織サンダー」
悪の組織漫画について考えてたときに思ったことなのね。
もう少し言うと「正義の味方」の話。
日本の正義の味方と
アメリカの正義の味方は
根本が違う。
■日本は悪が居て、それを打ち倒すのが正義。
アメリカは巨大な力を得たヒーローが、
その力を世界の役に立てねばという思いから悪を倒す。
■日本は「悪を倒す」ことが目的で。
アメリカは「力を正しく行使する」ことが義務。
■つまり日本の正義は「悪」がいないと存在できないのね。
平和にするには悪を倒さなければならない。
基本的にその正義は神の罰として「バチが当たるぞ」なんて言う。
でも実際は神様なんていないから。
人間が代行してしまうのね。
そしてそれがより進んでゆくと。
見渡しても明確な悪がいないのに
世の中の状況が悪くなっていたりする。
昔なら、天候による飢饉や疫病の蔓延。
誰かが悪いことをしたわけではない。
でも、「悪」がいたからこのような「天罰」が下っているのだ。
誰かを悪として神に捧げなければ。
なんてことで人身御供や生け贄で誰かの命を捧げたりする。
■そんな風習が現代でも未だ残っている感じですよね。
「犯人探し」が止まらない。
「原因が分からない」なら
「とりあえず誰かを犯人にしてしまう」
「とりあえず誰かを犯人にしてしまう」
なんてことは日本では日常茶飯事。
悪を打ち倒さないと平和は訪れないと
「信じている」
■んで、アメリカというかキリスト教の方は
神の教えによる人の正しい道があって、
それは具体的には「神に近づくこと」で
永遠の修行の世界。
■そしてスーパーヒーローの力は
神から与えられた力。
力のあるものはそれを世のために使わなければならない。
それは神から与えられた責務なのだ。
なので大金持ちになったりしたら
慈善事業や寄付などをして世の中に還元しないと
力のあるものの義務をまっとうしていないと
他の信者から責め立てられる。
バットマンの主人公なんかも大富豪の設定でしたよね。
サンダーバードなんかも世界的大金持ちの道楽の人命救助。
お金持ちというのも神から与えられたギフトなんですよね。
なので行使しなければならない。
■まぁ、どっちが良い悪いじゃないですけど。
どっちも良い使い方もできるし
悪い使い方もできる。
そこらへんを意識的にしないと
割と簡単に
「正義の力」で「人殺し」を始めちゃうのでご注意を。
正義は神のごとき力。
まぁ、そんなこととはあまり関係なく
↓愉快な漫画です↓
WEB漫画
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【悪の組織サンダー】
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— utumi MARIO 内海まりお (@mariouji) 2015, 10月 7
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