2019年7月22日月曜日

【2019 8/10土】ドリフターズ本「ドリフのひみつ」【南3ヤ-22a】

◎「まり王」は、
に配置されました。 
#C96WebCatalog

というわけで
2019年8/10土、
夏コミ2日目
ドリフターズ本サンプルです。

夏コミサンプル



















そんな感じでドリフターズの秘密が暴露されます!
されてしまうのです!
なんということでしょう!
シュバ!シュバ!

◎あなたのサークル「まり王」は、
に配置されました。 
#C96WebCatalog


MAP

↓既刊本↓



pixiv







2019年7月20日土曜日

【映画感想】天気の子 新海誠


■いや、まぁ普通の青春アニメだなー。
と途中まで可もなく不可もなく、
って感じで見ていたのですが。
最後の方「世界が変わってしまう」場面で
テンション爆上げになりましたよ!
やった!やりやがった!
そうだよ!そうなるよね!
そうなるべきなんだよ!
ウヒョー!
今夜はパーティーだーッ!!
ワッショイ!ワッショイ!
ワーーーーーイ!


■という感じで多分、本筋とは違うところで
大感動していました。

映画終わったあと後ろの席の女の子二人組が
「最後、号泣だったね〜、あのときあぁなって、あの言葉がさぁ…ぐずっぐずっ」
とマジ泣きしてましたが
へ〜?どこで?
と私は鼻をほじりながら聞いていました。
泣くとかまぁ、それはそれとして。
その裏でもっともっと面白いことが起きているんだぜー!
私は目を爛々と輝かして大興奮!


■沖縄あたりから家出して東京で彷徨う少年。
両親を亡くし弟と二人で貧乏暮らしな少女。
そしてドン詰まりでクダを巻いているおっさん。

この年は異常気象で夏なのに
長雨が続くうっとおしい天気。

都会の荒波に揉まれしょんぼり具合の時に
偶然出会う二人、
少女は雨を晴らして天気にすることができると言う。

でも、その力には犠牲が伴う…。


■って感じで
まぁ、話はだいたい予測できるじゃないですか。
すごい天候不順の大災害を彼女の力で止めるとかで
ハッピーエンド。
でも彼女の姿はもうそこには無い。
そんなところを想像するじゃないですか。
でもここで半分くらいなんですよねー。

というかそこからが面白い!


■なんで僕たちが犠牲になって世界を救わなきゃいけないんだ!?
誰か一人が犠牲になって、それが自分じゃなければ、
それでいいじゃん、とか思ってんのか?
クソが!
そんなこと知ったこっちゃねー!

そうして少年は走るのですよ。
全力疾走ですよ。
若者のエキス溢れまくりですよ。
ウッホウッホ(突然現れる喜びゴリラ)


■まぁ、そんな若い二人の青春っぷりは
ニヤニヤしながら眺めるとして
個人的にはリーゼントの刑事の人が良かったですねー。
この物語の中で唯一、誠実でまっとうな人なのでした。

その他の人は全員
嘘ついたり、騙したり、誤魔化したりするのね。
いや、それは悪意があってするわけじゃなく。
常識の範囲内で、
嘘ついたり、騙したり、誤魔化したりするの。
もしくは、そのつもりがなくても
相手に勘違いさせる言動行動をする。

「なんでわかってくれないんだ!」
「そりゃお前がなんの説明もしてないからだろ?」

と言った感じでみんな結構独善的なのね。
それも常識の範囲内で。
「このくらいの嘘は悪いことじゃ無いだろ」
なんて善人顔で思っている。


■そんな中リーゼント刑事だけは
実直で嘘が無いんですよねー。
素敵ー。

まぁ、そこも本筋とは違うところですが^^

■最後世界を救わなくてバッドエンドになるかと思いきや
そうではなく、それはそれでそれなりに未来があるんですよね。
でも、少年少女の目は晴れやかだ。
なぜなら自分たちで選んで、
自分たちが納得した世界だから。

■オレは『納得』したいだけだ!
『納得』は全てに優先するぜッ!!
でないとオレは『前』へ進めねぇッ!
『どこへ』も!
『未来』への道も!
探す事は出来ねえッ!!」


ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』第8巻より


■そんな感じで

スゲーッ爽やかな気分だぜ。
新しいパンツを はいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ


■なんで急にジョジョから引用するのかはわからないが。
天気の子、とても良かったよ。
と言う意味です。
ナイス!


■新海誠には新宿があの様に輝いて見ている。
そして雨粒の弾ける様さえも、
あんなにも綺麗にきらめくのだ!
世界は、美しい。


■あと最初、船で少年とおっさんが会ったの
おっさんはキジムナーの取材しに行ってたとかだといいなー。

■そんで、君の名はのキャラが出てくるのはもとより。
今までの新海誠映画全てが同じ世界観で繋がっているのなー。
あのままもうちょっと未来になると「ほしのこえ」の時代になるのさ。






極楽京都日記: 【映画感想】プロメア【#PROMARE】 

それから3年間、雨は…




2019年7月15日月曜日

【漫画感想】隊長と私 クリハラタカシ


■なんとなくネットで見かけて
何か魅力的な絵だなぁ、特に確認もせずに買った漫画なのだけど。
ちょうど良かった!
私にジャストフィット!

■そんで調べてみたら作者のクリハラタカシさん
ゲームの「塊魂」のキャラクターデザイン担当されているのですな。
そうか!あの絵か!


■ストンとした昔の漫画のような
絵本のようなシンプルなスタイル。
よく知らんけど杉浦茂とかの昭和初期の漫画の
ほのぼのスタイルっぽい。
それを現代風にリミックスってな感じ。


■箱庭的、割となんでもありな世界観で
隊長と私が、悪の組織と戦ったり
何かの事件を解決したり、しなかったり。

でも全然切羽詰まってなくて
のんびり、だらり。

しかし時折見せる
センスオブワンダー。
不思議な想像力の飛躍にハッとしたりします。
快適。


■絵的にシンプルなので
逆にすごく大げさなことを
さらりと描いていたりして
縦横無尽。
とても楽しい。

■あぁ、この世界はちゃんとどこかに
存在するんだろうなぁ、という安心。
夢の中でふわりと行けるんじゃないかしら?


■子供のくだらない妄想と、
大人の悪意が少々。
壮大な気持ちと、
せせこましい俗物感。

それらが全て良い塩梅でまぜこぜになって
くるんと丸まって
ひとつの球になりました。


とても、ゆかい。




■イキオイ余って既刊も色々買ってしまったよ。
ナイス。











【漫画感想】有害無罪玩具 詩野うら


■多くの人は死にたくないと思っている。
だけど永遠に生きることが出来たとしても
嫌がる人が多いことでしょう。

ということは、人は生きたいわけではなくて
ちょうどいい感じのところで死にたい。
といったところなのでしょう。

人間面倒臭いな。


■じゃあ生きるってなんだ?
命ってなんだ?
記憶ってなんだ?
それを感じる脳ってなんだ?
自分ってなんだ?
私は本当に自分なのか?

なんてことをあまり感情的にならずに
じわーっと淡々と思考し続けてたどり着いた
思考実験的な漫画なんですよ、これ。


■なので、とても楽しい!
考えることはとても楽しいのです。
結末はどうであれ、
考えるとそこには分岐が増えるわけです。
並行世界とは可能性なので、
人間が思考すればするほど、
世界が増え、未来の可能性が増えます。

たどり着いても
たどり着かなくても。


■この漫画内には金魚の人魚というのが出てきます。
彼女?は不老不死です。
死なないばかりでなく、肉体の損傷もすぐに回復する、
完全な不老不死です。

だから彼女は結末にたどり着かないということがありえないのです。
それどころか、ハッピーエンドで終わったとしても
物語は終わることがない。

永遠と続く宇宙に終わりが来るまで続く。
いや、宇宙に終わりが来たとしても。
全ての存在が無くなるまで終わることはない。
そして多分全ての存在が終わることはないので、
金魚の人魚は永遠に結末にたどり着くことはない。


■だから、人間は何か良い感じのところで死にたいのだ。
生きたいのではなく。
何か良い感じで死にたいということだ。
結末にたどり着くというのは幸せなことなのかもしれない。
つまり死とは幸福なのだ。

なんてな。

■そんな感じの短編、中編の作品集ですよ。

とても面白い。

そして次の単行本も出るらしいので楽しみ。



■目次。
有害無罪玩具
虚数時間遊び
金魚の人魚は人魚の金魚
盆に腹水 盆に帰らず








日本の景気を復活させる政策


■というわけでこの法案一本で
全てはうまくいくような気がしたのでした。

■だって、老人は若者をないがしろにするけど。
最近の若者は老人に優しい。
介護だってするし、老人のためのサービスを考えたりもする。
だから老人に選挙権がなくなっても
若者は老人のための施策を怠らないと思うんですよね。

■というか今のご老人。
自分が若い頃、介護とかしてなかっただろう?
あなたたちの親はほとんど早く死んでいたし、
病気になっても病院に突っ込んで終わりだったからね。
自分がやっていないことを若い者にさせる。
常に自分中心、自己中心的な老人。

■いや、そんなことはない。
自分の子供や、孫の未来のことは考えている。
という人もいるかもしれない。

しかし、それも大抵は自分の子供のことしか考えてないのよね。

他人の子供がどうなろうと知ったことじゃない。
自分の子供が幸福であれば
その社会全体がどうであろうと全く意に介さない。
それどころか、それは個人の努力が足りなかったからじゃないか?
なんて切り捨てる。

■老人は未来のことなんて考えない。
だって未来が無いのだもの。
自分がどうやって勝ち逃げするかしか考えていない。
死んだ後のことなんて思い描きもしない。
だから、考えたとしても10年20年先のことぐらいしか考えない。

あぁ、酷い人達だね。

■なんて言いつつも
若者も自分のことで精一杯だ。
自分のことしか考えていない。

若者は自己中心的だ。

ただし、自己中心的であれど
40年60年先の自分のことも考えないといけない。
そのためには40年60年先も
世界がそれなりに平和で暮らしやすくないといけない。

若者は自己中心的であれど、
どうやっても世界の未来を考えなければいけないのだ。

■なので老人は未来を作れない。
若者は未来を作るしかない。

■そして就職氷河期世代、
ロスジェネ?の私たちは
世界を破壊するアナーキストとして
積極的に世界を混沌に落とし込んでゆきます。
交番で警察官を襲い、国会議事堂に爆弾を投げ込みます。
そしてその後に皆、自爆して死にます。野垂れ死にます。

■すると彼らは第二次ベビーブーム世代なので
その全体に対する割合は多く、死ぬと人口がすごく減ります。
人口が減るということは、
商品を売りつける相手のお客さんが減るということです。

■そしてその後に今現在の老人が寿命で死んで行きます。
すると今まで大急ぎで作っていた介護施設や
老人のための商品の需要が一気に減ります。
多くの人の職が失われます。

■そうです、今現在の若者は20年後40年後に
なんの仕事もなくなり、何も売れず死にます。
自分たちもできるだけ物を買わない生活を続けていたので。
同世代にも何も売れません。

ジ・エンドなのです。

■なので、選挙に行きましょう。
だって、行かないと死ぬから。



■さて、偶然にもそれと似たテーマの短編小説
「令和元年のゲームキッズ」が面白いですよ。
政府が国民の寿命を50歳までと限定した世界を
シミレーションした短編小説です。
そのようにすると世界は良くなるのか、
はたまた悪くなってしまうのか。
全てはこの中に書かれています。
お楽しみお楽しみ。



極楽京都日記: 幽体離脱の方法 









2019年6月29日土曜日

【漫画感想】フルーツバスケット(高屋奈月)を読んで混乱している私。


■漫画「フルーツバスケット」全23巻
少女漫画界に燦然と輝く名作である!

…そうらしい、
と聞いた。
以前、同人誌即売会でこの漫画のファンの子が
自分たちでアフレコした音源を売っているの見たことがあったので
あの熱量は凄いな、と思っていたものだった。

■しかし、私はおっさんなのである!中年!いやもはや初老と言って差し支えないだろう!
少女漫画は昔、妹が持っていた漫画雑誌をチラチラと見てそれなりに楽しんでいたのだが、
少女漫画単行本自体はほとんど読んでいない。
でも、「ハチミツとクローバー」とか楽しく読めていたので
これも楽しめるだろうと思っていたのだが!

だが、しかし!

■ん…よくわからない…?
いや、違う!
内容は理解できる!
でもなぜかぼんやりとした気持ちになって
船酔いをしたような、脳がはんなりと熱を持つような、
そしてぐるぐるとしてしまい、思考が停止してしまうのだった!

■い、いや!違うんだ!
凄く良いのはわかるんだ!
特に人の気持ちや感情を細やかにそして確実に描写している!
しかも、あらゆる状態の感情を網羅している!
それも対立するどちらかの感情に一方的にならず。
平等に表しているのだ!

■その言葉やシーンは名言集として集めても良いほどに
人間の根本的な中心を表現していると言って
過言ではないだろう!

■でも、私はなんかぼんやりと読んでしまうのだ。
そして多分そうではないところで笑ってしまったりしてしまうのだ。

なッ!なんでやーーッ!!!

り、理解が出来ないんだよーーー!

どてんばたん!

ズドーン!(銃殺!)
「し、死んだか?」
むくり…(蘇り)
「ギャー!」


■いや、いや落ち着こう…
実は読む途中でわかってきていたのだ。
これは男女の認識の差が生む齟齬なのだと!

アレなんスよ。

■女の人がオチの無い話を延々して
男が「で、それオチは?」と聞くと

「ハァン?そういうことじゃ無いでしょ!?あなたは私の話を黙って聞いて、
 所々に相槌を打って、私の心に寄り添って、
 私の感情に共感してくれるだけでいいのよッ!」

「えぇーー!それは苦痛!」
「なんじゃとー!ぶっ殺す!」

って言う最近よく聞くアレなんスよ。

■男は話の内容を聞いて問題が発生しているのなら解決策を出したい、分析したい。
な感じなのだけど。
女はただ心に寄り添って、感情に共感するだけでいい。
ってやつ。

男は二人でいる時の無言の静けさに安心を得るが。
女は二人でいる時の会話量によって幸せを得る。

■なのでこの漫画は感情に寄り添って
感情の波をサーフィンするように
共感し、乗りこなしていけばいいのだけど。

しかし男はそれが不慣れ!
なんか朝食にご飯と味噌汁とイチゴショートケーキとモンブランが
出てきて
「ね、美味しそうでしょ?」
と言われる感じなのだ。

…よくわからん例えだ!

ケーキバイキングに不慣れな男子だと思っていただきたい!

■そしてこの漫画は別にケーキの様に甘ったるい話でもない。
恋愛とかは控えめな、本当に心の悩み。
分かり合えない心を繋ぎとめていく
素敵な物語なのです。

■なのに、分からない!
いや、わかるんだけど。
ぼんやりとしてワナワナとしてしまう。
不合理!
理屈が通らない!
いや、理屈は通っているんだろうけど。
馴染みのない理屈なので
ぼんやりとしてしまうのであった!

いったいどうすればいいんだー!

どてんばたん!

ズドーン!(銃殺!)

…むくり。


■んで、この物語は
両親を亡くした女の子が
「呪い」に掛けられた一族の者たちの
心の闇に触れ、その閉ざした心を溶かしてゆく。
みたいな感じなのだけど。

■その感情面、心の動きの描写の精密さに比べて
背景や、行動についてはうっすらとした描写なので、
そこらへんのバランスが少年漫画とは真逆の比率なのかもしれない。

少女漫画は
感情9:出来事1
くらいで
少年漫画は
感情3:出来事7
くらいの気がする。

つまり少年漫画ではどういう事件が起こって
どういう行動をしたかが重要であって
そしてその行動自体が感情の表現になっている。

少女漫画は事件、行動については
感情のきっかけに過ぎず
そこを精細に描く必要はなく記号的に描かれる。
それよりかは、そこからどう思ったかを
モノローグを多用して緻密に描かれる。

解像度が高い部分がどこかって感じなのかもね。
そしてこういう分析をしていると
女子から嫌われるっぽいぞ!

ふんぎゃー!

バスーン!(銃殺!)


■フルーツバスケット。
冒頭、少女はテント暮らしをしている。
え?テント暮らしをしている?
お風呂とかどうしてんの?
そのまま学校に通ってるみたいだけど
着替えとかどうしてんの?
荷物大量にならない?
え?パジャマは持ってるんだ。
え、あ、うん。
そこはあまり突っ込まなくていいのね。

で、でも気になるんじゃーい!!

■そしてその少女は偶然森の中のお屋敷へ迷い込み
なんやかんやでそこに住まわせてもらうことになる。
そこに住む青年と少年は「草摩家」の者で
草摩家には呪いが掛かっており
異性に抱きつくと動物に変身してしまうのだったー!

■ほほぅ、そうかアレだな「らんま1/2」みたいな感じで
その変身能力を巡ってバレるバレないのドタバタがあったり
能力を使って事件を解決したりするのだな。

とか思ったら冒頭何回かはその変身するシーンあったけど
それ以降は特に変身することもなく
その能力を有意義に使うこともなく
後からその呪いに掛かった人はいっぱい出てくるんだけど
そこらへんに至っては変身シーンさえほとんどないという有様!

えー!なんでなん!
絶対それを絡めたエピソードありそうじゃない!
なんでないんですかー!
え、あ、うん。
そこはあまり突っ込まなくていいのね。

で、でも気になるんじゃーい!!

はぁ、はぁ、はぁ。
つ、疲れてくるぜ。

■そしてその少年のライバルみたいなのが登場するんですけど
屋根を蹴破って登場するんですよ!

ど、どどどどどういうことなのーーッ!!?

トタンのあばら屋とかでなく日本家屋の立派な屋敷なんですよ?
多分2階の屋根を蹴破って登場するんですが
瓦とか柱とか突き破って入ってきてるんですよ?
しかし、具体的な描写はそこにはなく
なんとなくドーンと入ってくるんですよね。

なんでなのーーーーッ!!!?

いや、わかってきましたよ。
そこはなんとなくの事象ということで
記号的なシーンとしてスルーすれば良いのですね。

で、でも気になるんじゃーーい!!

■そんな感じで
時々バトルシーンとかアクションシーンとかもあるのですが。
絵だけを見ても何をどうしているのかよく分からない場面が多くて、
前後のセリフとかで類推していく感じなのです。
なのでそこはなんとなく
バトルシーンがあって二人がいがみ合っているとかで
行動よりも感情を拾っていけば良い感じなのだと
分かってきました。

不思議な漕ぎ方をする自転車の乗り方を学んでいく感じです。


■でも、そこが逆に良かったのは
イジメシーンとか
親から酷いことを言われるみたいな所も
行動としてのところはスパッと簡潔に語られていて
割と直ぐにその解決の感情が訪れるってとこでしょうか。

ここら辺は逆に少年漫画の方がウジウジと語りそうです。

■そんでその「草摩家の呪い」ってのは「十二支」になぞられていまして
十二人のキャラクターがいるんですよね。
それはもう個性がふんだんに分かれていて
読者は、私は誰が好き、この人の気持ちがよく分かる、とかあったことでしょう。

しかし、男の私から見ると
「全員面倒臭い性格をしておるーーッ!!フギャー!!」
といった感じで

この漫画を借りた女の子からは
「それぞれに心の闇を抱えた男の子たちなんですよー」
とか説明を受けたのだけど。

その心の闇はうっすいわー!
ムッチャ明るい心の闇やんけー!
行け!悟空!
みんなぶっ殺しちまえ!
「オッス!オラ悟空!」
と突然フルーツバスケットの漫画内に
ドラゴンボールの悟空を登場させて
かめはめ波で街ごと吹き飛ばしたりしてました。

「するな!」
「…だって」
「だってじゃない!」
「…すんません」

■あと、十二支なんで鳥の人もいたんですが
別段空を飛んで何かをするってこともなかった。

■それとやっぱり背景の描写が簡潔というか
絵自体がシンプルなのは気にならないのですが
場所がいったいどこにあるのかよく分からなくて
なんか気持ちがフワフワしてしまいました。

家があって学校があって十二支それぞれの家があって
草摩家当主の大きなお屋敷とか病院、お墓とかあるんですが。
全部、徒歩圏内に密集している感じなのですよね。
特に当主の屋敷はちょっと遠くにあるんだろうなぁ、とか思っていたら
最後に当主が彷徨って徒歩で現れたので
「近かったんや!」
とビックリ。

んで最後の方で崖から落ちてしまうシーンがあるのですが
「え?そこに崖とかあったの!?突如現れる崖!な、ナンデー!??」
とかでドビックリ。

いや、だからそういうところはスルーする能力を身につけないといけないんやー!!

オ、オラにパワーを!

■あと結局、草摩家がいったいどういう家業をしているのかが不明で
どこからお金が出ているのかが最後までわからなかった。
なんとなくの富豪!
記号としてのお金持ち!

■でも最大限に私がすっ転んでしまったのは
物語の軸であると思っていた
「呪いを解く」
ということの結果が
「なんとなく解けた」
ってことでしょうか。
ズコー!と思ってしまったのです。

もう何百年も草摩家に受け継がれてきた呪い。
でも、もう何百年も経ったしそろそろ賞味期限切れだよねー。
って感じで自然と呪いが解けていってしまうのだった!

な、なんでやーーーーッ!!!?

■少女の心の温もりが呪いを解いていった
というわけでもなく
なんとなく自然と?
このタイミングで?

キエーーーー!!

■そうだとしたら、
この世代よりも前の草摩家の呪いに憑かれた人は
いったい何のために生きてきたんだよー!
めんどくせー神様のお戯れで無駄な人生を送ってしまったというのかー!
なんて、なんて救いのない話なんだー!!

「ウッセー!」
「ぎゃー!な、殴ったね!」
「そんな昔の人のことは知らねー!今の彼女たちが幸せならそれでいいだろ!」
「ホゲーーッ!!そ、そんなぁーーーッ!」
「パンチ!」
「プギャーーーッ!!!」

■というわけで私は夜空の星となったのでした。
みんな、きっと幸せになってね。
そうじゃないと私、許さないんだから。

めでたしめでたし。


ほぅ!
クレージー♪
ゴナ、クレージー♪
鮮やかに色 染めーて♪


■というわけで私のフルーツバスケットを読んだよの物語は
ここで幕を閉じるでありました。

つ、疲れた。
そう、フルーツバスケットは名作ですよ。
(説得力が無ぇ!!!)

■そして別に男でもすんなり読める人も多いと思うし
むしろその人は女の子気持ちがわかってモテるよ!
ヤッタネ!

■あ、そうだ。
草摩綾女って人は良かったです。
この人が登場すると安心が満ちる。



■追記:内容には関係ないところでひとつ。
通常漫画のコマ内のセリフは右から左に読むのですが。
この漫画には時折逆に左から右にセリフが流れる時があって
最初は混乱しました。
一応なんとなくの読み方のルールを発見して馴染みましたが。
これはこの作者特有のものなのか、少女漫画全体のものなのかどうなんでしょ?

コマ割よりかセリフを繋げてS字に読んでいく感じ?
枠線に掛かって繋がっている吹き出しは
そちらの方向に進む感じよね。
不思議!








2019年6月22日土曜日

【映画感想】きみと、波にのれたら【湯浅政明】



■予告編を見たらラブストーリーで
恋人が死んで、でも不思議なことが起こって
愛、そして絆…
みたいな、恋愛クソ映画かよー!ムキー!
とか思いつつもあの湯浅監督だしなー、と観に行ったのでありました。



■いや、実際その恋愛部分もすごくなめらかに
嫌味なく繊細に描かれていて
特にムカつくこともなく^^観れたんですけど。

■そんな予告編から想像できる場面は
前半で終わって
普通なら最後になんかひとつ事件があって
盛り上がって彼との本当の別れそして立ち直り
新しい道へと一歩を進める、なんてのを
最後に5分くらいで終わる感じじゃないですか?

■そんな絶望と悲劇から立ち直り
未来へと奮起するまでの道程を
もうじっくりと描いているんですよね。


■それは、だから立ち直ったのだ。
映画だからご都合的にこうなったのじゃなくて、
実感として納得できる体験としてそこにあったのよですよね。

■最後、彼女が完全に立ち直った時に
主人公が泣いてしまうシーンがあるのですが
あぁ、ここでようやく全ての折り合いがついたのだなぁ、
よし!泣いてよし!
なんてしっくりと来たものなのです。


■そう、なんかいろんな場面がしっくりくるのですよね。
ちゃんと納得できる。

そうなると前半の恋人ラブラブ状態も
するりと納得出来るものなのです
う、羨ましくなんてないもんね!ムキー!


■あと、脇役の妹ちゃんと後輩ちゃんがカワイイのでナイスですよ。

■最後の波に乗るシーンは
湯浅監督のマインドゲームの鯨からの脱出シーンに近いものがあるかも?
いや、あの情熱的ぶっ飛び感とは違うのですが。
気の狂った作画という感じでは同じかと。
気が狂っているのになんとなくオシャレにまとめているし。
あぁ、一般のウェイ系の客に湯浅監督の気狂い部分がばれませんよーに^


■あと、悪徳ユーチューバーが成敗されますよ。
ヤッタネ!^^