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2023年6月25日日曜日

【100文字SF漫画化】「頭山」【北野勇作シリーズ百字劇場「ありふれた金庫」より】

落語の「頭山」は一度は描いてみたい題材だったので

今回描けて満足ですよ。

良いよねぇ、

あり得ない光景なんだけど

そのイメージがすんなりと頭に浮かび上がる。


そして桜を見る会はもちろん花見のことですよ。

花見は全て桜を見る会であります。

ドギツイ政治風刺漫画になったら嫌だなぁ、

と思っていたのですが。

描いてみるとそうでもないですね。

書類は全て黒塗りなので安全です。


安心安全。


世界は素晴らしい。



というわけで、

小説家、北野勇作さんのほぼ100字小説の漫画化第九弾です。



これは「ありふれた金庫」の36ページにあります。



北野勇作 - Wikipedia

@kitanoyu100 #マイクロノベル




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内海まりおの作品一覧 - ジャンプルーキー!

内海まりお:作品一覧、著者略歴  

【映画感想】スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース


■『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』観た!

圧倒的パワーの画面作りで吹っ飛ぶ!

それでいて物語もがっちりしっかりしていて。

マルチバースに対するあらゆるツッコミを打ち潰してゆく。

あと、薄っぺらなヒーロー気取りの人を全て殴り倒すので爽快!

自分でヒーローを名乗る奴は悪だ!


■正しくあるべき、とはどこまで正しくあるべきなのか?

そもそもその正しいことが正しいなんて誰が判断しているのか?

そんなことを「運命なんだからしょうがない」で済ませない。


■冒頭のヴィランが絶望して

「その原因はお前だ!」と激昂しているのを、

「わざとやったわけじゃない、そりゃ運が悪かったね」

と済ませようとしている主人公。

ストーリー上も軽い感じで

悪い奴が逆恨みしているぜ、って感じで描いているのだけど。


■その運命の悪戯で自分の人生も変わってしまう。

というか自分がイレギュラーに幸せになったことで

他の並行世界に不幸を押し付けてしまっていることに気が付く。

それはあのヴィランが味わった苦しみと同じものだったのだ。


■マルチバースが開き、

起こりえなかった異変が加わることで

運命そのものが改変されてゆく。


■ストーリー上正しい、

それは物語の作劇上、

ハリウッド的大バジェットの映画であるならなおさら。

どの世界のスパイダーマンも同じ運命を辿るべきだ。

偶然能力を得て、恋人が出来、

皆同じように愛する人を失うべきなのだ。

…となってしまう。


■グウェンの方もどこにも自分の居場所がなく、

自分がスパイダーマンだと言えないことで

父親にすら自分の全てをさらけ出せない。

それどころか親に嘘を付いて生きている

という罪悪感さえ負ってしまっている。


■バンドをやってみるが

それもメンバーと打ち解けられずに

仲間にはなれずにいた。


■そこで家庭以外の尊敬できる

年上の集まりに参加し、

新しいことを知り

自分の居場所が出来たかに見えたが…


■そこのリーダーの、

とても正しいが

真面目過ぎる正義。

大勢を助けるためなら数人の犠牲は仕方がない。

もちろんそれに対する罪も彼ひとりが背負っていて

その姿はもはや悲惨なのだが。


■結局は自分の居場所を探す物語で。

親から巣立つ子の話でもあり。

それが物語上の人物であると自覚的あるからこそ、

それは物語ではない現実の私達にそのまま返ってくる。


■だからむしろ

現実を物語だと思ってしまっても問題はない。

しかし物語なのであれば

ぼんやり待っていても

ハッピーエンドが降り注いでくるのではないか?

と思ってしまうが。


■そうではない。

物語の主人公は決断をする。

むしろ決断の連続だ。

そして決断して実行!


決断しない主人公、

行動しない主人公

なんてあり得ない。


「俺たちは物語の主人公じゃないんだぜ?」

なんてワケ知り顔で言うやからは

決断と行動に尻込みしてしまっただけなのだ。


動け!今すぐ!


■まぁ、そんなこともアレですが。

アクションシーンが異様にカッコいいし

スパイダーマンの縦横無尽な移動についてくるカメラワーク!

これ考えてる人頭どうなってるんだ!?

って感じで快楽なので

普通に楽しんで観るがよろしいよ。

とても綺麗!

とても素敵!



映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』



極楽京都日記: 【映画感想】スパイダーマン スパイダーバース  #SpiderVerse  

極楽京都日記: 【映画感想】スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム  

極楽京都日記: 【映画感想】リバー、流れないでよ  



2023年6月24日土曜日

【映画感想】リバー、流れないでよ


■「リバー、流れないでよ」

突然観に行かねばならぬ気がして行った。

これが大正解!

面白い!

2分ループがどんどんはちゃめちゃに組み上がっていって

なおかつちゃんと映画になってる!

とても楽しいぞ!

ええもん観た!

貴船に行きたくなるね。


■いやー、私は森見登美彦作品は結構見ているのだけど。

ヨーロッパ企画の作品は全然見てなかったりで

「サマータイムマシンブルース」も見てなかったりなのです。

でもKBS京都で放送している

「ヨーロッパ企画の暗い旅」はちょこちょこ見てたり。


■そもそも日本の実写映画なんて

ハリウッドの大作映画に比べたらしょぼい感じで

同じ料金を払うに値しない作品でしょ?

やたら暗い話や純愛の物語ばっかりじゃーん。

…などと思ってほとんど日本実写映画なんて見てこなかったのです。


すいませんでしたー!


■いやー、

「リバー流れないでよ」

面白いですよ。

マジで。


■冒頭、のんびりしたどうでもないシーンが始まったので

あぁ〜失敗したかなー、などと思いましたが。


■くだんの2分ループが始まると

どんどん面白くなってくる。

この仕組みを使った面白行動は全て網羅してやるぜ!

てな勢いで、

ありとあらゆる手を使って人物が動いてゆく。

視聴者が想像する行動をちゃんと全て行ってくれる。

そしてその想像のさらに少し上を。


■どかどか笑わしていくかと思いきや

急にシリアスな展開になったり、

青春のラブストーリーにも入ったり。

そんなはちゃめちゃなのに、

最後にキュッとSF的オチもつけてくれるし。

なんだかエモーショナルな映画の雰囲気も出してくる。

盛りだくさんでサービス精神のカタマリ。


■そして隙間産業的映画ジャンルなので、


変な映画観たい方はすぐさま行くと良いですよ。

面白体験してみなはれ。

心地よい変人を。



映画『リバー、流れないでよ』公式サイト - ヨーロッパ企画


Prime Video「ドロステのはてで僕ら」レンタル500円

Prime Video「サマータイム・マシン・ブルース」レンタル300円



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2023年6月18日日曜日

【100文字SF漫画化】「計算」【北野勇作シリーズ百字劇場「ありふれた金庫」より


つまり計算が終わると世界は終了するわけです。

計算過程こそが世界であるので、

出来上がった物は世界ではない。


完成形が何になるのかは

我々には知る由もない。


それは世界の外側の話なので。

宇宙の始まり、ビックバンの前に

何があったのか分からないのと同じことです。


我々は過程を生きるのです。

結果だけが重要なのではない。

その過程であなたが何をやったか、

それも大切なことなのですよ。


…なんてね。



というわけで、

小説家、北野勇作さんのほぼ100字小説の漫画化第八弾です。


これは「ありふれた金庫」の171ページにあります。


北野勇作 - Wikipedia

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■極楽京都日記: 【漫画】HALF CUTS-アルファンベルトいちごちゃん9   



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2023年6月12日月曜日

【漫画】HALF CUTS-アルファンベルトいちごちゃん9













半分になると便利ですね。

左右の不均衡を整えたい気持ちです。


神社とかの幅の広い階段で、

右足ばかりで計段を降りるとかになったら

途中で左足から降りるよう足を入れ替える。

そんな感じのことです。


半分になって

半分の誰かと巡り合って

ひとつになるのです。

混ざり合い

なめらかに

やわらかに

整います。


世界は安泰です。


何を言っているのですか?


解散!


↑これは9話で、

「アルファンベルトいちごちゃん」シリーズ

↓同人誌版には1〜8話までが入ってます。

奇妙な言葉リズム(まり王)の通販・購入はメロンブックス |  

 

↓色々あって放置していたLINEマンガのところに載せてみた。

LINEマンガインディーズに、「アルファンベルトいちごちゃん(第1話 HALF CUTS)」を投稿しました。 






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2023年6月7日水曜日

【音楽】「ひなのいえづと」Remon Nakanishi(中西レモン)

「ひなのいえづと」Remon Nakanishi(中西レモン)


■最近はあまり新しい音楽を聞かずに

昔からファンのアーティストの新譜しか買わない

と言う老化的音楽視聴だったのだが、


ラジオから流れてきた

中西レモンの「ホーハイ節」と言うのを聞いて痺れまくってしまったのだ。


すかさずiTunesストアで購入!

割とつい最近出たアルバムなのね。


■歌は真っ当な民謡ボイスで

「ホーハイ節」と言うのも元からある民謡のアレンジみたい。

しかしそのアレンジがもう絶妙!

ちゃんと現代のスタイリッシュな音楽なの。

西洋ヨーロッパ音楽なのかな?

だけれどもその民謡のテイストにバッチリマッチしていて

とてつもない悦楽の音楽になっているのですよ!


たまんねぇ。


11曲入っていてそれぞれ違う感じで

それぞれが最高にカッコいい!

何なのこれ!


■まぁ、俚謡山脈(りようさんみゃく)っていう

民謡をクラブでかけるDJの人のラジオを

ここ数年聞いたりしていて

「民謡カッコええなぁ」とか思っていたわけですよ。

でも、民謡はあまりCDとかないのね。

あってもとっくの昔に絶版になっているものばかり。


■そんな折、「大友良英のJamJamラジオ」って番組で

岸野雄一って人が紹介していたのがこれ!


■民謡をアレンジって言うと

ドラムとギターを入れてロックアレンジだ、

なんてのがお手軽にやりがちなんだけど。


これはちゃんと民謡そのままのパワーは残しつつ

現代の音楽でその良さをくっきり際立たせる。

本当に絶妙なる音楽に昇華されていて、

本当に気持ち良いのですよ〜。


まぁ、何はともあれボーカルがとんでもなく良い。

何だろうねこの心地良さ。

そして楽しい!

何か遠くに忘れてきた喜びの物語が掴めそうだ。


■サブスクでもあるのかな?

とりあえず聞いてみてくださいよ。

大好き。



DoyasaRecords中西レモン

中西レモン、1stアルバム『ひなのいえづと』関東の盆踊りシーンを沸かせる気鋭の唄い手  




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2023年6月4日日曜日

【100文字SF漫画化】「暗闇」【北野勇作シリーズ百字劇場「納戸のスナイパー」より】



絵が描けなくても漫画は描けるということの証明であり

実験であり高尚な芸術作品であるのです。

決して手抜きなどではございません。

描くのはとても楽ちんですけれども。


まぁ、本当のことを言うと。

絵が描けないと、絵のない漫画は描くことはできないのですがね。


不思議ですよね。

実際そこには絵があるのですが

黒く塗りつぶしてあるのです。


暗くて何も見えない空間には

何もないわけじゃない。

そこには確かにナニカがあるわけなのです。

ただあなたに見えていないだけです。


確かにそこに在るのに。

ほらすぐそこに居るのに。

あなたの耳元にそっと忍び寄るのに。



というわけで、

小説家、北野勇作さんのほぼ100字小説の漫画化第七弾です。



これは「納戸のスナイパー」の46ページにあります。



北野勇作 - Wikipedia

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