■そんなわけで
作りがちで失敗しがちなのが
「僕が考えた不思議な世界」の方ですね。
ファンタジーなのだから僕の自由にしてもいいんだ!
と思っちゃうと
ファンタジーで自分の都合の良い世界にしちゃう。
世界の神様が「あなた」だなんて
そんな世界には住みたくない。
いや、あなたが神ほど偉く素晴らしい人なら良いのだが。
■そういう都合の良い世界は
現実の世界にある要素が抜けてる場合が多いんですよね。
■現実の世界を変形させたり「もしも」要素で始めたり。
それが作者の視点で、作者の想像力なのでしょう。
■同じ場面に出くわしても
お笑い芸人の人の方が
それを面白く伝えることが出来る。
素晴らしい景色を見たとき。
小説家はどんな言葉でそれを表現するのか。
ミュージシャンが恋をしたとき。
どんな音楽を作るのか。
彼の目に映る世界は
私とは違う。
■あなたのちゃちな妄想世界なんて見たくはない。
その妄想はどこから着想を得た?
それは現実の何かだ。
それが他の誰かの創作物を見て、それみたいなものを作りたいと思ったのなら。
読者はあなたのものより、その元の創作物を見れば良いだけだ。
■何か見たはずだ。
現実の世界で、何か素晴らしいものを。
もしかしたら何かを見たときの感動、そのものが美しかったのかもしれない。
あなたが見た世界の美しさを見せてくれ。
なんてなー。
極楽京都日記: 芦奈野ひとし「コトノバドライブ」2巻【漫画感想】
ファンタジーまんがの作り方。 pic.twitter.com/YFHfZcbHlV
— utumi MARIO 内海まりお (@mariouji) 2015, 10月 12
コミックナタリー
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