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2018年8月25日土曜日

【映画感想】ペンギン・ハイウェイ【#penguinhighway】


■あらあらあらあら
こいつはどうして
とても、とても良いものですよ!
どうしたことやら、もう!


■小学生男子。
とても賢い天才少年。
「僕は賢い、将来はきっと偉い人になるだろう」
なんて自ら言ってしまうほどだ。

そんな彼が主人公。
学校の勉強はもとより
自分から様々な疑問を研究調査している。

歯科医院に努めるお姉さんのことにも興味津々だが、
日々多忙な研究に余念がない。

あまりにも疲れた時には
お姉さんのおっぱいのことを考えると
心が落ち着くので皆もそうすればいいよ。
なんて感じのことを真顔で答える
とても可愛い少年だ。


■映画としてはドラえもんの映画版とか
ジュブナイル的な少年冒険SFを骨子にしているのだが、
そういう物語にありがちな
主人公はごく普通のどこにでもいる少年。
ではなく、前述の天才少年が主人公なので
この物語は奇妙になってゆく。


■彼を物語の中心に置くので
周りの人物達もいささか
定番のキャラとはズレてゆく。

極め付けはそのお姉さんだった。
年上の優しいお姉さんキャラなんでしょ?
とか思っていたら
彼女が一番の曲者で
突拍子もなく
それでいて
一番魅力的な人だったのだ。


■そう、変な人ばっかり出てくるのだぜ。

なので、とても楽しい。

変な人の総本山である
原作者森見登美彦の世界の濃縮還元とも言えよう。

■そこには瞬間湯沸かし器のような
衝動的な熱血はないのだが、
鍋でグツグツと煮込んだような
ドロドロに煮詰めた情熱があるのだ!
パッションなのだ!


■なので泣いちゃうくらい
真摯に真面目に前進してゆく。

大行進ですよ。

ずんずん行きな。

青春だなぁ。
そして世界の全てがここにあったりもするのですよ。
いやはや。


■ペンギン可愛いし。
登場人物みんなカワイイですよ。

このカタマリを抱えているだけで
随分と幸せなのですよ。

あぁ、よろしかろう。
よろしかろうことよ。




■あ、監督は「フミコの告白」の人なのねー。
はへぇー。

あと男目線で見ても女目線で見ても
どちらも楽しい感じになるので
どこからでも観ると良いよ。

そうそうフリクリのナオ太君とハル子の関係も彷彿とさせるよねー。
良いよねー、背伸びする少年と導くお姉さん。







2018年8月16日木曜日

【2018】AKIRA壁画【渋谷PARCO】


渋谷パルコが改装中のその工事現場の壁に
漫画AKIRAのシーンが巨大プリントされてあるのだわね。

2020年は東京オリンピックだし。
ネオ東京だしで
もう凄いイカすよね。



ナイスナイス!

何度か絵は変わっているみたいよ。






























【2018】シリアルキラー展【大阪】


■おぉ、なんか凄く情念というか、
ストレートに感情が伝わってくるので
癒されるのですよねー。
なんの見栄もてらいも無いのが心地よい。


■展示されている絵は
芸術作品として見ると
ほとんどその価値は無いのですが。
その人物を下敷きにするのからなのか
異様なパワーを感じてしまうのですよね。


■分類すると
1、子供の落書きのような絵
2、中二病的な絵
3、ポップアートのような絵
4、多少絵の勉強はしたけど芸大に入るほどでは無い絵
5、心象風景

■映画ITのモデルにもなった
ジョン・ウェイン・ゲイシーや
映画グッドフェローズのモデル
ヘンリー・ヒルのポップさは素敵!
普通に商品のパッケージしたらカワイイと思える感じなのだ。

解説を読むとジョン・ウェイン・ゲイシーは獄中で絵を描いて販売しており
4000枚もの作品を描いたらしいが
慈善団体や個人がその大部分を回収して燃やしたそうだ。
なんかそれは奇妙で笑える。


■しかし、私が一番心惹かれてしまったのは
ハーバート・マリンの雲海に浮かぶ山の絵だ。
こればっかりは何度も長い時間眺めてしまった。
まさしく心象風景なのだろう。
彼の心はここにある。
そしてそこは静寂に包まれ
清涼である。


良いっスなー。
そこでふとラブクラフトの「狂気の山脈にて」を思い出す。
あれに出てくる南極の奥地の山脈に近い気がするのだ。

「狂気の山脈にて」の作中でも何回も登場人物の台詞で「レーリヒの絵画に出てくる山のようだ」と言及されています。チベット

ニコライ・リョーリフ(レーリヒ)



なるほど、近い気がする。

なんで山なんだろうな。
なんとなくわかるけど。



このような落ち着く場所を持っていることは
大事な気がするんですよねー。



■チャールズ・ミルズ・マンソンは写真が多かったけど
あぁ、これがマリリン・マンソンの名前の元ネタになった人かー、と。
影響力あるパワーを感じますよなー。
ジョン・ウェイン・ゲイシーも彼の肖像画を描いてるし。
というか2017年つい最近まで生きてたんだよねー。
はへー。


そんな感じでとても満足感溢れる感じでした。
人間の振り幅の最大限の人を見ることで
自分はまだまだ大丈夫って思えたりしますしね。
癒し〜。

あと、この展示物いろんなところから借りて来てるんだろうなー
とか思っていたけど
全部、一個人のコレクションなのだそうだ。
すげぇ!


追記:
彼らに共通して
親の虐待や性的虐待、
無理やり女装させられる、
というのがあるので。
そういうのが原因なのかもなー、と思うと。
全然関係なく、とても幸福な家庭に育ってるのに
そうなる。
って人もいてなおさら恐ろしいのよねー。
基本的に原因は無い。
それこそが一番の恐怖。

2018 7/24~8/18



■serial 連続の
Serial killer 連続殺人犯
なのだけど
cereal 穀草、穀物、穀類、(穀物を加工した)穀物食品
いわゆるコーンフレークのシリアルとも掛けてあるのかしら?
シリアルを食べるように日常的に、みたいな。






【2018】山口貴由原画展【大阪】


山口貴由カッコいいぜ〜!

と言うか原画凄い迫力だった!
意外と1本1本の線は凄く細くて繊細なんだけど
最終的に絵になると荒々しい迫力!
あと色も良い湿度感というか
明る過ぎず暗過ぎず、良い彩度なんでよねー。
美味しそうな色合い^

シグルイからの読者なので
覚悟のススメは読んでなかったりするのよねー
この機会に読むべきか!

ポストカードと「漢字訓練帳」買っちゃった^



【山口貴由原画展 『衛府の七忍』とその系譜 開催概要】
会期:8/3〜8/19
入場料:無料
営業時間:13:00〜19:00
定休日:毎週木曜(8/16は営業)
モモモグラ 

4階だけど階段しか無いのかな?
と思ったら奥の左にエレベーターがあった。
帰りに気づいた!^





【2018】縄文展:特別展「縄文-1万年の美の鼓動」【東京国立博物館】


2018 7/3~9/2
特別展「縄文-1万年の美の鼓動」(縄文展)

なんとなく見に行ったのだけど
結構衝撃!
むちゃくちゃカッコいい!
そしてファンキー!
原始的な陽気さと力強さが
盛りだくさんで
暴力的な神秘さがあるのです!

荒々しい感じかと思えば
幾何学的に繊細でもある。

すごい動揺するほどのパワーでしたよ。
満足満足。



特に「合唱土偶」と言うのが心に残りました。
魅力的!

写真撮影できるところは一箇所しかないので
写真はほとんどないよ〜。

岡本太郎が作った土偶?

迫力!

just wild haeven

良い階段

ザ・縄文ズ。

時かけ。

 誰だ!

中野ブロードウェイで買ったフィギュア。
会場では売ってない。


行こう!^


2018 7/3~9/2