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2019年3月30日土曜日

【映画感想】スパイダーマン スパイダーバース #SpiderVerse


■なんだか周りでやたらと評判が良いものの
登場人物の一人であるペニー・パーカーと言うキャラがカワイイ、
と言う情報が大半で
いったい何が面白いのかちゃんと言ってくれよ!
とか思っていました。

あとの情報は
おっさんタプタプのお腹がステキ、と。
画面の映像が超絶クール。
ということだけだった。

そんで観に行った。


■完璧!

と言うかよく出来た映画であるんですが。
そこを乗り越えてさらに先に行っている感じ。

とにかく映像表現が気持ち悪いほどすごい。
3DCGアニメなんですが。
その進化の過程で
よりリアルにしたり
逆にマンガチックに戻してみたりと
様々な試行錯誤があったわけですが。

それらをぐるっとまとめて
リアルなんだけどマンガチックになっているという。
極まった表現に達しているのですよ。
やべー。


■現実より綺麗な
感情を載せたような画面が
あるわけですよ。

■そんな最新で斬新で煌めく映像に乗せて。

物語も必要な要素が全て入っていて
それがわざとらしくなく溶け込んでいる。

少年の成長の話。
父と息子。
家族。
女の子との恋。
自分がやりたいこと。
師匠と弟子。
仲間との友情。

そこらへんが全部入っているんですよねー。
個人的には
親にも言えないことを話せる
親戚のおじさんが良いですよなー。


■そんで物語的には
並行世界のスパイダーマンが集まって
事件を解決するわけなんですが。
その姿形はそれぞれに違う。

でも、ヒーローとしての経験は
だいたい同じであって
大切な仲間との別れ、とか
「だよね〜、私も経験ある」
ってヒーローあるある話として盛り上がったり。

■ここら辺、彼らは
平行世界以前に
自分たちはマンガキャラだ、という認識が
うっすらあるようで不思議な気分のところです。


■あと、悪人キャラ達も良かったねー。
あの博士のパソコンのデスクトップがごちゃごちゃなの、
わかる〜^って思うし。
あの大きな人も自分の大切な人を取り戻したい、
という理由だしね。

■そこらへんで思い至ったのは
ヒーローは短期的幸せを求めていて
悪のヴィランは長期的幸せを構築しようとしてるんだよなー、
ってなこと。

■悪を倒して
みんなから感謝される
ってのはインスタントな喜びなんですよねー。

本当に長期的に幸せな世界にしたいのなら
悪人になる人たちが不幸を感じない世界に
作り変えていかなければいけない。

でも、そんなの面倒臭いから
目の前にいる悪を倒すのよね。

まぁ、それで精一杯だし。

でも、その先があるってことを忘れずに。
それはインスタントな解決でしかない。


■なんてことを考えてしまう私なので
基本ヒーローモノは苦手だし
スパイダーマンも1作くらいしか見た記憶がない。

でも、このスパイダーバースは面白かったですよ。
全ての要素が入っているから
誰が観ても面白いし。
ペニー・パーカーだけじゃなく
全てのキャラがカワイイのですよ。

ヤッタネ!



メモ;

「なんだお前?マンガか?」
「あぁん?マンガじゃ悪いか?」
「マンガなめてんじゃねぇ!」

「ひとりじゃないと分かって良かった」


「待つんじゃないよ、跳び出すんだ」
「はっ、信じて跳ぶしかないか」



追記:

漫画やアニメ、日本では大人も楽しめる趣味としてそこそこ認定されているが。
アメリカでは漫画やアニメは子供のもので、
あとは少数派のオタクしか見てない。
という感じなのだが。

こと、ヒーローモノとなると逆転するイメージがある。
アメリカでは大人も楽しむどころか産業として発展しているが。
日本の戦隊モノや仮面ライダーはあくまで子供向けで、
大人になっても見るのは極度のオタクだ。


…ってな感じになるのが不思議。

主人公のルームメイトが大友克洋のキャラっぽくて良かったです^^







2019年3月29日金曜日

【2019】京都御所、しだれ桜。

なんかニュースで天皇さんが京都御所でしだれ桜を見たよ。
って言っていたので帰りに寄ってみた。

平安女学院

平安女学院大学有栖館

前から。

御所内に入って梅。

詰所内のしだれ桜。

ナイス。

梅ゾーン。

近衛邸跡ゾーン。

わらわら。

しだれ桜だよ〜。

情緒。

グレイト。

エクセレント。

ファンタスティック。

自撮りガールたち。

夕暮れが迫る。

自撮りで動画撮りガール。

入り口。

風情。

同志社大学を抜けて相国寺あたり

青鷺。

微動だにせず。

御苑北西部のこの場所は、五摂家の一つ、摂政や関白を多く出した近衞家の邸宅跡。
枝垂れ桜の大木が約60本植わっています。御苑で一番早く咲き始める桜で、3月中旬にはほころび始めます。





極楽京都日記: 2018 京都 桜 





2019年3月19日火曜日

【京都出町柳】2019長徳寺おかめ桜

河津桜に続いて早咲の桜です。
出町柳駅からすぐ南側。

皆写真撮ってる。

良い感じ。

少し夕暮れでした。

長徳寺、同じ名前の寺いっぱいある。
出町柳駅近くの長徳寺です。

反射桜。

飛行機雲と月。

横に回って裏手から。

ポポン。


イギリスの桜研究家コリングウッド・イングラム (英語版)がカンヒザクラとマメザクラを交配して作出。名前はおかめに由来する。
淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴である。早咲きで花期は2月下旬から3月上旬ごろ。地域によるがソメイヨシノより早くに開花する。





極楽京都日記: 2018 京都 桜 





2019年3月17日日曜日

【映画感想】ラビリンス魔王の迷宮 LABYRINTH


■随分と昔の映画で
深夜テレビでやってたのを録画して見たのだった。
いやー、とても好きなやつです。
当時も見て、ものすごく魅力されていました。

■「不思議の国のアリス」がベースで
「グーニーズ」とか
「ネバーエンディングストーリー」とか
「ウィロー」とかあの時代の感じね。


■まだ3DCGがない時代の特撮映像技術で本物らしくセットを作ったり
人形の怪物を動かしたり。
でも、ちゃんとまるでその世界に迷い込んだように感じてしまう。
と言うかこの世界は現実のどこかに本当にあるだろうと思ってしまうのですよね。

■物語は親とギクシャクしちゃってるお年頃の娘さんが
大人は自分の気持ちをわかってくれない!
まだ赤ん坊の弟の面倒を押し付けられるし!
もういや!この子なんていらない!

なんて言ってしまったのを魔界の王に聞きつけられて
そうか、それなら私がいただこう?
君の弟は我がゴブリンの国が貰い受けた。
なんてことになっちゃって
振り向くと弟はいない。

そこから異世界の魔王城に弟を助けに行くって話なのね。


■そこは迷宮で
いろんな魔物たちが
いろんな思惑で存在している。
その空間がなんて言うか
あのファンタジー世界観を見事に全部閉じ込めたような
図書館で冒険したあの小説の中の世界が
あふれんばかりに広がっているのですよね。


それは少し怖くもあるけど。
それ以上に魅力的でもある。

怪物たちは恐ろしくも人間的であり。
楽しくて悲しくて嬉しくて面白い。


あぁ、あの馬に乗った犬は「ドンキホーテ」なのね。

■そしてゴブリンの王国なんだけど。
その王たる魔王は美形の男なのだ。
デビットボウイなのだ!



イエーイ!
かーっこいい〜。

もちろん歌うし踊るぜ。
ものの見事にベストマッチ!


■エッシャーのだまし絵のような城に迷い込んだり。
恐ろしげな怪物と友達になったり。

まぁ、なんやかんやで
弟を助け自分の部屋に戻ってこれるのだけど。

あの世界は自分の妄想なんかじゃなくて
本当にあった世界なんだ、と思えてしまう。
とても喜びにあふれる冒険活劇。

もう、お年頃の少年少女の心を
ギュッと掴みますよ。


■あぁ、今見ても
なお良いね。

幸せだ。