■これはあれですね「技術的な問題」にアドバイスしているか
「面白さの表現の問題」についてアドバイスしているのかを
混同してしまって、
今自分がどちらのアドバイスをしているのかを把握してないまま
言っちゃうことがあるので注意。
という話。
■漫画技術的な問題は、入門書や雑誌たまに載ってる漫画家からのアドバイスなど。
最近は絵の描き方とかで検索すればネットでほとんど捉えることができますね。
それを実行するかは本人しだいだけど。
■そしてそこらへんは編集者さんすっごく勉強してて
かなり的確なアドバイスをしてくれると思います。
ただ、上の「こうすれば漫画が面白くなる」ってところは得意ではないです。
そこらへんになると編集者さんが私的に「なんとなくそう思う」程度なので
良いものがあれば取り入れ、ダメなときはスルーすれば良いでしょう。
■しかしながら昨今は不況のせいもあり
「即戦力しか必要ないです!」
なんて言う出版社が多いです。
でも、大丈夫なんですかね?
それってつまり図で言うと60点以下の人は必要ない!って宣言で。
編集者の一番能力を発揮出来るゾーンをまるまる捨てちゃうわけですよ。
そして60点以上の人にはたいしたアドバイスは出来ない。
出来ないのに、これまで漫画描けない人に散々上から目線でアドバイスしてきたので。
ここでも何かそれっぽいこと言わないと、な感じで。
なにかトンチンカンなことを言って混乱が巻き起こるのですよね。
■まぁ、使用が無いのかもしれません。
漫画を持ち込んだり投稿して来る人の一番多いゾーンが
図で言う0~30点の人だからです。
編集者の人は日々0~30点の漫画を大量に読まなければいけないのです。
「てめぇ、根本的に漫画のマの字も分かってねぇよ!」
と叫びたくなる衝動を抑えて漫画を読んでアドバイスする。
疲弊します。
そしてそれは技術面の方のアドバイスで、
一向に面白さ表現へのアドバイスの力は付きません。
■そして詰まらない漫画を日々大量に読むので
面白い漫画が何なのか分からなくなっていきます。
警察官の人は日々悪人に出会うので
「良い人間なんてこの世にはいないんじゃないのか?」
とノイローゼになるのと良く似た感じです。
■さらに編集者の人は忙しいです。
何をしているのかはよく知りませんが。
とても忙しいです。
忙しいのでテレビを見てる暇はありません。
ネットもそんなに見れてないです。
最近の世の中の様子もよく知りません。
世間で何が流行っているかなんてのは、当然知りません。
ついには忙し過ぎて漫画もほとんど読めてないのです!
とても忙しい!
■恐ろしいですよね。
そういう人があなたの漫画にアドバイスします。
当然、的外れの方向に行くばかりでなく。
私の言っていることが正しい!
これに従わないのであればウチでは使わない。
なんてさらりと言います。
もちろん言わない人もいます。
その人は自分の正しいと思う漫画が偶然出て来るまで
■怒ってはダメです。
漫画家の人は編集者さんに気をつかってあげましょう。
あなたのアドバイスは的確で素晴らしい、
あなたのおかげで面白い話が出来た、
単行本にはスペシャルサンクス○○さんって名前を書いてあげましょう。
そう誉めて持ち上げて優しくして上げましょう。
だって彼らは凄く疲れているのです。
面白い漫画が出来なくてもいいじゃないですか
彼らが良い気持ちなって
「オレがこの漫画の話考えてるんだぜ」
なんて自慢させて上げましょうよ。
…超めんどくせぇ!
つーか逆じゃねーか!
そんなワケで嘘嘘ー!
全部フィクションですよ。
もしもこうだったら怖いなぁ~っていう
私の妄想です。
そんなわけないじゃないですかー
あは、あははははははははは…。
ガクリ。
…むくり。
さておき。
■この間ふと「弱虫ペダル」がいつ始まったのかを調べたら2008年でした。
2015年最近この漫画の存在を知った編集者さんが居ました。
「へぇ~この漫画面白いですね!」
とか言ってました。
すごい!流行を7年遅れで掴み取る感性!
全部フィクションですよ!
コワイヨ~。
■まぁ、有能な編集者の人が有能に働いたとして、
特別ボーナスとか出るわけでなく。
だらだらやってそれなりにこなしている人と同じ給料ですものねー。
これからは有能なフリー編集者が一般的な形になるかも。
ってのもどうなんですかねー。
なりそうですか?
私は漫画を描きますよー。
うばっしゃーッ!!!
漫画家「くっ…(知らないのに偶然正解になってる!)」
漫画家「うるせぇ!!!」
『魔法使いのお時間よ』
魔法使いと幽霊ちゃん
割とペース早めで更新でございます。
幽霊ちゃんだよ!
【新作更新】悪の組織サンダー
「口に出すと口が気持ちよくなる言葉(仮)」