2013年12月30日月曜日

吾妻ひでお「失踪日記2 アル中病棟」


吾妻ひでお「失踪日記2 アル中病棟」


いやーちょこちょこ読んでいこうと思ったのですが、
ずるずると読んでしまいました。
興奮してガンガン読む感じではないです。
とにかく人間が面白い!
正しいを考えると狂っちゃうよ、ってね。

■有頂天家族好きな人は好きかもね。
趣味は人間観察です、って人がこれ読んで面白くなければ。
人間観察はそんな好きじゃないんだと思いますよ。

■いわゆるエッセイ日記に分類されるのだと思うだけど
ずっと本人が出て来るのね
おっさんですよ。
いまどきの美処女アニメとかイケメン主人公じゃなく。
おっさんの日常なのにずっと読んでしまうんだよなー。

■まぁ、題の通りアル中更生施設の内部の話で
知らないことばかりだから興味津々で読めるってのもあるけど
本人が本人を描くのを凄く第三者として描いているのが
面白いのだよな。
カッコつけてないし、かわいそうな人だ、と見せつけたりもしない。
自分のダメな所も包み隠さず描くし
だからこそ回りの人間の行動も自分目線じゃなく神の視線で俯瞰して観察している。

そしてその中でなんでも無い風景にホッとしたり
なんでもないことでとてつもない恐怖を感じたり。

そして沢山の人が入退院を繰り返して
いろんな人間模様が見られるのですが。

最終的に凄く良い人と
凄くダメな人が記憶に残るのが
アレだなぁ、とか思いましたですよ。

■「私の気持ちは誰もわかってくれない!」って人は
単行本一冊分くらい描けば。
ちょっとだけはわかってもらえますよ。

そんなもんだ。

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