2016年7月7日木曜日

【漫画感想】コトノバドライブ3巻:芦奈野ひとし



■大学卒業してフリーターでスクーター乗りの女の子が
移り変わる季節や風景の中で、少し不思議なことや物と出会う話だ。

■しかし、不思議なことがあってどうなるわけではなく。
ただそこにそういうものがある。
それは勘違いかもしれないし
とんでもないことかもしれないけれど
ただただ、そういうもので。
それ以上ではない。
彼女の日常は何も変わらないが、
世界は面白い現象で溢れていると思う。

■そんな感じなのだが、
それぞれのエピソードに出てくる
不思議なことが
なんとなく分かるのだ。
そういえばそういうことあったよな。
と思えてしまう。
完全に同じではないのだけど
似たようなことはあった。

なので、不思議で怖いのではなく、
なんだか懐かしい。
そしてそれは今もそこにある。
そう思わせる変な漫画だ。

■こういうのポエムっぽくなりそうなのだけど
なんか違うな?と思って辿り着いたのが
「俳句」だった。
芦奈野ひとし漫画はなんだかとっても「俳句」なのだ。
一瞬の風景を心の揺らめきを
短い言葉で綴る俳句。
それを漫画でやってる印象だ。

夏の、冬の、秋の、春の、
山の、海の、雲の、森の、
道端の、
いろんなものがさらりと切り取られて
収められている。

やぁ、やっぱり世界は面白い。





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