■まさかの転職の話だった!
おもちゃの仕事とは子供達を楽しませること。
じゃあ、子供に飽きられたらもう用無し?
ゴミとして捨てられる運命?
そうなったらそれを受け入れて
ゴミとして死ねる?
そんなのヤダよね。
■それなら、本当のところ
あなたは何がしたいの?
あなたは何のために生きているの?
そしてどこに行くの?
ほら、見てごらん世界はこんなにも
美しく広い。
じゃあ、あんたはどこに行くのか?って
決まってる。
そうだ、行こう!
無限の彼方に!
■そんな感じで私3まで多分見てるはずですが
映画館で見たのはこれが初めて。
最後の方は泣いたよ。
おもちゃの話なんだけど
もう完全に人間の話なんですよね。
■そして今回登場するフォーキーってのが
子供が幼稚園で作った人形。
プラスチックのフォークとアイスの棒とかで出来てる。
つまりはゴミで出来ている。
でも、人型になるとそこに心が宿る。
■フォーキーは突然生まれて。
自分が何者か分からない。
周りのオモチャの人形たちは自分もオモチャなんだよ
というけど自分はゴミで出来ているし
やっぱりゴミでしょ?
あー、ゴミ箱落ち着く〜。
ってなっちゃうのだけど
ウッディーが
「いやいや、君は僕たちと同じ」
と言うとフォーキーは
「同じ?そうか君も僕と同じ、ゴミなんだね!」
ってなっちゃう。
■オモチャとゴミの境界が揺らぎ出す。
人間だって、ほんのちょっとしたことでゴミになってしまうかも?
「あなたは本当に必要とされているのか?」
ぎゃー!!
怖い!
それは考えないようにしていること!
皆の心の奥底にそれはある!
それを問われてしまうのだ!
■だが待て!
全ての人に必要とされてないなんて何故わかる?
君は全ての人に会った訳でもあるまいし。
全ての人に聞いて回ったわけでもなかろう?
そうなのだぜ。
世界は広い!
きっとそこにはあるはずだ!
行こう!
無限の彼方へ!
■あんたも自分は人間だから関係ないってフリしてるけど。
あんたが人間の形をしたオモチャではないなんて、
誰も証明できないのだぜ。
私は古い人間だから
こうするしかない?
オモチャは当然そうするべきだ?
本当かい?
そう思うことで
思考を停止してるだけなんじゃないのかい?
■と、そんなことはさておき。
子供の目で見ると
大冒険の大アクションで
心踊るファンタジーなのですよ。
良きかな、良きかな。
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— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) July 27, 2019