と途中まで可もなく不可もなく、
って感じで見ていたのですが。
最後の方「世界が変わってしまう」場面で
テンション爆上げになりましたよ!
やった!やりやがった!
そうだよ!そうなるよね!
そうなるべきなんだよ!
ウヒョー!
今夜はパーティーだーッ!!
ワッショイ!ワッショイ!
ワーーーーーイ!
■という感じで多分、本筋とは違うところで
大感動していました。
映画終わったあと後ろの席の女の子二人組が
「最後、号泣だったね〜、あのときあぁなって、あの言葉がさぁ…ぐずっぐずっ」
とマジ泣きしてましたが
へ〜?どこで?
と私は鼻をほじりながら聞いていました。
泣くとかまぁ、それはそれとして。
その裏でもっともっと面白いことが起きているんだぜー!
私は目を爛々と輝かして大興奮!
■沖縄あたりから家出して東京で彷徨う少年。
両親を亡くし弟と二人で貧乏暮らしな少女。
そしてドン詰まりでクダを巻いているおっさん。
この年は異常気象で夏なのに
長雨が続くうっとおしい天気。
都会の荒波に揉まれしょんぼり具合の時に
偶然出会う二人、
少女は雨を晴らして天気にすることができると言う。
でも、その力には犠牲が伴う…。
■って感じで
まぁ、話はだいたい予測できるじゃないですか。
すごい天候不順の大災害を彼女の力で止めるとかで
ハッピーエンド。
でも彼女の姿はもうそこには無い。
そんなところを想像するじゃないですか。
でもここで半分くらいなんですよねー。
というかそこからが面白い!
■なんで僕たちが犠牲になって世界を救わなきゃいけないんだ!?
誰か一人が犠牲になって、それが自分じゃなければ、
それでいいじゃん、とか思ってんのか?
クソが!
そんなこと知ったこっちゃねー!
そうして少年は走るのですよ。
全力疾走ですよ。
若者のエキス溢れまくりですよ。
ウッホウッホ(突然現れる喜びゴリラ)
■まぁ、そんな若い二人の青春っぷりは
ニヤニヤしながら眺めるとして
個人的にはリーゼントの刑事の人が良かったですねー。
この物語の中で唯一、誠実でまっとうな人なのでした。
その他の人は全員
嘘ついたり、騙したり、誤魔化したりするのね。
いや、それは悪意があってするわけじゃなく。
常識の範囲内で、
嘘ついたり、騙したり、誤魔化したりするの。
もしくは、そのつもりがなくても
相手に勘違いさせる言動行動をする。
「なんでわかってくれないんだ!」
「そりゃお前がなんの説明もしてないからだろ?」
と言った感じでみんな結構独善的なのね。
それも常識の範囲内で。
「このくらいの嘘は悪いことじゃ無いだろ」
なんて善人顔で思っている。
■そんな中リーゼント刑事だけは
実直で嘘が無いんですよねー。
素敵ー。
まぁ、そこも本筋とは違うところですが^^
■最後世界を救わなくてバッドエンドになるかと思いきや
そうではなく、それはそれでそれなりに未来があるんですよね。
でも、少年少女の目は晴れやかだ。
なぜなら自分たちで選んで、
自分たちが納得した世界だから。
■オレは『納得』したいだけだ!
『納得』は全てに優先するぜッ!!
でないとオレは『前』へ進めねぇッ!
『どこへ』も!
『未来』への道も!
探す事は出来ねえッ!!」
ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』第8巻より
■そんな感じで
スゲーッ爽やかな気分だぜ。
新しいパンツを はいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ
■なんで急にジョジョから引用するのかはわからないが。
天気の子、とても良かったよ。
と言う意味です。
ナイス!
■新海誠には新宿があの様に輝いて見ている。
そして雨粒の弾ける様さえも、
あんなにも綺麗にきらめくのだ!
世界は、美しい。
■あと最初、船で少年とおっさんが会ったの
おっさんはキジムナーの取材しに行ってたとかだといいなー。
■そんで、君の名はのキャラが出てくるのはもとより。
今までの新海誠映画全てが同じ世界観で繋がっているのなー。
あのままもうちょっと未来になると「ほしのこえ」の時代になるのさ。
追記:こいつら自分のことばっかりで勝手なことしやがって!
俺は自分を犠牲にすることで世界が助かるならそうする!
俺が出来るのだからお前らもそうしろ!
と「生け贄」を肯定する人が結構多いのよねー。
ヒーロー症候群。
極楽京都日記: 【映画感想】きみと、波にのれたら【湯浅政明】
極楽京都日記: 【映画感想】海獣の子供
#天気の子 高井・リーゼント・刑事 pic.twitter.com/bJIZIhNXsV— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) 2019年7月20日
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