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2018年10月27日土曜日

【漫画感想】脳のない男 まどの一哉


■表紙の絵が気になって買おうかなぁと思うも
1700円とお高い!

サンプルとかないかしら?と調べてみると
電脳マヴォに載っていた。
あぁ、こういう系なのかー。
うう〜ん、どうしようかなー。

と思いつつ本屋に行くと無かったので
買うのはやめようと思ったが

やっぱり気になるのでアマゾンでポチる。(衝動的行動!)

■んで、読んでみたら
すごい面白いーー!!
というか超私好みだったーー!!
特に「空気なげ」というのはラストのオチで
声を出して笑った。
今でもそのページを見るたびに笑う。


■んじゃギャグ漫画なのか?
というかそうではなくて
基本的に「世にも奇妙な物語」系の不思議な話の短編集です。

しかし、SF的であったりサスペンスや不条理系であったりするのだけど
明確なオチもなく、ただそこに漫然とすごく整った不思議さが横たわっている。

■奇妙な物語だと、主人公が追い詰められたり
もしくは、嫌な奴が酷い目にあって読者がスッキリするとか、
よくあるのだけど。
そういうことでもない。


■いわゆるガロ系のアングラ漫画方面の作家さんなのだけど
その辺り特有の自己表現とか自己顕示欲とかドロドロした承認欲求とかひねくれたアート感、
みたいなものも全くない。

■いや、本当にそこにあった不思議なことを
そのまま描いただけなんですよ。
とでも言わんばかりに

自己がない。

■笑う場面も多いのだけど
笑わせようとする意図が見えない。

何もない。


■それがすごく透明で、
そのこと自体がすっごく笑えてしまうんですよね。

なんというか神様が作ったギャグ漫画みたい。

ねぇ、人間!
これ面白いよね!

いや、神様よくわかんねっス。
変なのはわかるんスが。


■本当に、宇宙の隙間で見つけた変なものを
そのまま持ってきました、てな感じで。

綺麗なちょうど良い形の豆腐みたいなのです。

何言ってんだか。

■と、こんな文章を読んで興味が湧いたという変人は
買うと良いでしょう。
多分、少数部数で本屋には無いと思うので
アマゾンとかで買うが良いよ。


■あと、表紙の絵の話は無かったのだ!
(目次やあとがきの絵と繋がっているのかもしれんが)

変な漫画!

他のも買おうかなぁ。

世界が安定するよ。

不思議があるだけで
何も無いのです。
そう、脳もないのです。



サンプル:







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