第七女子会彷徨 8巻
SFでドラえもんみたいな感じもするし、ハードなSF小説のような感じもするが。
そのちょうど中間辺りで彷徨っている漫画だ。
ちょうど境界線であっちへいけば愉快な少し不思議な世界
こっちへ行けばどろりとした世にも奇妙な世界。
SFというものは不思議な世界を
「あぁ、不思議だなー」
と書くものではない。
その不思議にはこういう理由があるのではないか?
もしかしてこういう理屈でこの世界は回っているのではないか?
あれ?もしかして、これが世界じゃないのか!?
世界の秘密がここに!
みたいな、なー。
発端はとんでもない思い付きだったのかもしれないけど。
突き詰めていくと理由があり、理屈があり。
それが全てを動かしていたことに気付いてビックリみたいな。
なー。
それらが偶然の組み合わせでピタゴラスイッチみたいに組み合ってしまったりしたのを
するりと物語に押し込めて、敷き詰めて、詰め込んだのが
この第七女子会彷徨という漫画ですよ。
とても愉快。
冗談のような冗談ではない世界がするりと広がって。
あれ?戻れなく、なってしまったり。
ただいまー。
おかえりー。
あんた誰?
おまえこそ誰?
…。
…。
なんてなー。
なー。
な。
そんな感じの漫画です。
どんなだよ!
今回のは途中から七夕繋がりで良い感じでございましたよ。
ナンノコッチャですね。
でも、面白いのです。
こっそり買って読んでしまいなさいな。
関連:「バベルの図書館」つばな(太田出版):漫画感想
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