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2016年8月28日日曜日

【映画感想】傷物語〜弐、熱血編〜


三部作の二作目で物語はブツリと切れるのだが。
いやはや異様な快作だ。
ジブリやその他のアニメ作品とは方向を違えた
思いがけぬ向きにグングンと伸びている奇妙なアニメ。
それがまた怒濤の力でぶん殴る。
凄い質量を持った精密な鈍器。



アニメ制作会社、シャフトが作ったこの「物語シリーズ」のテレビ版は
独自の演出、背景処理、などでそれはそれで奇妙な技量があったのだが。
それはテレビスケジュール的な省略であったのかもしれない。



この映画では欲望を全開にして描いている感じだ。
全ての枷を取り払って
ねぇ、ねぇ、映画なのだから、ここまで描いて良いですよね?
もっともっと描いても良いですよね?
完璧に完全にどこまでも描いてしまってよいですよねー?
あーーー!!楽しいーーーなーーーーぁッ!!!
みたいな描き手の喜びが聞こえるような気がする。


ほんとう、どこまでも進んでいる。
こんな所まであったのか!?
みたいな場所まで連れてこられる。
芸術とアトラクションが混合したような感じだ。
とても興奮した。



すげーなぁ。

あと、音楽もむちゃくちゃ良い。
気持ち悪いくらい^^








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