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2016年1月6日水曜日

おそ松さんは「2次創作アニメ」なのだ!

大きな古時計

アニメ「おそ松さん」が予想外にヒットしたので
ニ匹目のドジョウを狙って似たようなアニメを作るが
勘所を外した失敗作が出るのを楽しみに思ってしまう、
そんなひねくれ者のまりおさんです。


■しかし、とすれば「おそ松さん」の面白さとはなんだったのか?

いや、もうただ純粋に「ギャグアニメ」として面白かったのですよね。
しかもちゃんと笑えるものだった。
なんだか多いじゃないです、別に笑えないけど「お笑い風」みたいなやつとか
そのアニメの中だけでウケているギャグなんての。

でも、このおそ松さんは
普通にお笑い芸人が笑いを取りに行くように面白いことやろーぜー!
みたいな感じで良かったのですよねー。

■そして、さらに言うと
これ、昔のアニメのリメイクではなく
「2次創作アニメ」だということをお気づきを!

■そうなんですよ!
この漫画のキャラを借りてるだけで
内容は完全オリジナルなんですよ!
既存のキャラを使って
自分の面白いことを表現してやろうと言う、
とても小ズルイ!^^
いや、賢い戦法ですよなー。
既に確立したキャラクターを使って
現代のギャグを表現する。
凄く優れた方法だと思うのですよー。

その組み合わせ具体も良い感じでマッチして
大変よろしいマリアージュ。

■そして意外とキャラクターが薄味なのが面白い。
いやいや、六つ子とかイヤミとか凄く濃いキャラだろう?と思うかもしれませんが
途中のパロディで登場した腐女子向けイケメンキラキラ六つ子のキャラクターを思い出してください、
現代のキャラクターはあのくらい振り切ったメーターの濃いキャラが一般化しているのですよ。
そしてそれが普通だと感じている。
アニメ飽食時代のキャラ肥満!



実際、赤塚不二夫の漫画版「おそ松くん」も
途中から出て来たチビ太やイヤミの方が人気が出て来て
六つ子は主役から降格したのだとか。



■キャラクターについては私自身イマイチ分からないのですが
「性格」「見た目」「どう行動するか」
とかの違いなんですかねー?
六つ子は「見た目」を逆に封印して、普通を6倍にして、裏返して目立つみたいな。

■まま、ともあれ「リメイク」でなく
「2次創作」ってのはヒントだと思うのですよ。
もちろん本家より面白くしてやるぜ!
って気概が無いとしょぼくれた物になってしまうでしょうがね。

まだまだ面白いモノは出てくるのですよなー。
楽しみ楽しみ!



 
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