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2015年8月30日日曜日

ねこめ(~わく)2巻竹本泉【漫画感想】

毎度おなじみ竹本泉の
ぼんより、ゆったり、まったり、のったり、のほほん、ほんわか、
愉快で華麗な素敵漫画ですよ。


なんだそれ!

普通に竹本泉ファンだから、むしろ何が面白いのか説明しろと言われると
凄く難しい。

■この漫画のお話は
宇宙飛行士が長い旅から帰ってきたらウラシマ効果で何千年も時は過ぎていて
地球には既に人間はいなく、二本足歩行をし文明を持った”ネコ”が支配していたのだった!

なんていう超SFな話なのに、のほほんとしているわけですよ。

そしてさらに、そのネコ達は人間を尊敬しており
人間の文明を維持するためにこそ我らは存在するのだと、
日々人間の資料を発掘しては、人間の文化のまねごとをするのであった。

しかしこの世界の人間は
帰って来た宇宙飛行士のヘンリヒ・マイヤーしかいない。
しかも彼は大のネコ嫌いときたもんだ。
これは困ったと、ネコ達は新たな人間を呼び寄せるために、
偶然、資料で見かけた「召還魔術」の研究を始め、
ついに別時空の地球から人間を召還することに成功したのだ!

まぁ、出て来た人間は普通の女子大生だったわけですけども。

そんなかんじー。

なんだそれ!

■なんていうか竹本泉漫画が面白いの
世界観が良いのか、まったりした感じが良いのか、
とかいろいろ考えてたんですが。

辿り着いたのは、キャラクター達の人間関係がとても良いのですよね。

凄く激しい恋愛があるわけでもなく、逆に争いの憎悪があるわけでもなく、
心のすれ違いの悲しみとかもなくて。
ものすごく良い関係の日々がそこにあるのですよ。

なので何度でも読み返してしまうのです。
かといって別に理想郷みたいな感じでもないし、
普通に出てくるキャラ達と友達になれたら
毎日が、ごく普通に楽しくて幸せだろうなと思わせる感じなのです。

なんだろ?
萌え四コマ系の日常感とも違う感じ。
あれはもう孫を可愛がる爺の感じだし。

■あー、あれだ。
「温泉に旅行に行く感じ」
そうです。
「竹本泉の漫画は温泉なのでした」

うんうん、そこらへんがしっくりくるね。
ゆったり、のんびり、のほほんとー。

■この漫画、雑誌を飛び越え出版社を変えて
合間合間に延々と続いてる漫画なので
順番的にこれであってるのかな?
面倒臭かったらとりあえず最新の1と2を買えばよいと思うよ。
それからあとのを買って読んでも全然大丈夫。

どの温泉から入っても暖かいですし。

■追記:
そういえば、この猫達の世界「散髪屋さん」はあるのかしら?
猫には必要ないし。
ヘンリヒはそれもあってか伸ばしてるし。
オスカがどうにかして切っているのは猫に頼んでいるのか、
自分で切ってるのか、マデリンに切ってもらっているのか。

作中で言及あったかしら?



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