漫画家の手
■ハンターハンターと言う漫画で主人公のゴンがピンチに落ち入り
大けがを負うことが何度となくあるのだが。
それがほとんど「腕」または「手」だということ。
そしてそれは漫画家に取って一番失うのが恐ろしいものなのだ。
さらに言うと多忙で締め切りに追われた作家自身が思うのは
「病気になれば休める」だ。
「作者病気療養中につき休載」これならば悪びれることなく休める。
その究極的なものが
「手が無くなれば、休む理由には充分だな」
と思ってしまうのである。
そんな想いが反映してかしないか、漫画の中のキャラが失って一番悲しむのは「手」なのである。
意外と車椅子に乗ったキャラは飄々と描いてみせるが。
腕を無くしたキャラについては、出ないことは無いが少ないし
その場合もそれを補うべく凄く強大な力を身に付けていたりする。
■思い出すのが「寄生獣」
主人公は右腕を失うが、そこに恐ろしいが強大な力が宿る。
■そしてさらに手塚治虫の「どろろ」
主人公の百鬼丸は全身のほとんどの部位がない「いもむしの様な姿」で生まれる。
その失われた体を妖怪から取り戻す旅なのだが、
たぶん腕を取り戻すのは最後の方だったと思う。
義手の腕には仕込み刀が埋め込まれている。
■そんな感じで漫画家に取って一番大事な部位は「手」である。
スポーツ選手なら「足」の方に重要度が大きい気がする。
「目」とか「脳」って人もいるだろう。
「顔」なんて人もいるかも?
さて、あなたはどこだろう?
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