■いやー、なんか変な映画だと噂は聞いていたんですが
予想を大幅に上回る
とても良い映画でした!
スゲー!サイコーではないですか!
■なんだろ?
青年のための「スタンドバイミー」って感じですね。
「かいじゅうたちのいるところ」的なセンシティブな成分も多分に入っています。
■無人島に漂流した青年が
孤独のあまり絶望していたところ
海岸に死体が流れ着くんですよね。
始めは生きているのかと期待をして接近するのですが
もう、完全に死んでいる。
何も言わない死体である。
でも彼はその死体に話しかけ続けるんですよ。
何か返事をしてくれているような気がしてくる。
でも、それは死体の腐敗ガスが溜まって排出された彼の屁だった。
■そんな感じで死体の彼と孤独な男が
どんどん内障的な会話を繰り広げていくんですが。
それがどこまで現実で
どこまでが妄想なのか
わからなくなっていく。
でも、確かな現実もそこにはあって。
不思議な感じなのです。
■そんな感じで言うと
何か地味で暗い映画のように見えるのですが
そのようなシーンをなんだかコミカルで
映画的な活動的躍動感のある映像で見せてしまえるのがすごい。
■本当に男同士の友人二人の
愉快な旅を見てる感覚におちいってくる。
夜は二人で焚き火を囲みながら
告白できなかった女の子のことを
語り合っていたりするのです。
■ロードムービー的な叙情感かと思いきや
どんどん話は展開していって
ぼんやりした妄想で終わるのではなく
きっちり現実の世界に戻ってくるのが
素晴らしい。
■しかし、戻ってきて。
解決したこともあれば
結局変わらなかったこともあって。
でも、確かに主人公は成長したと感じられるし。
下手すると妄想の世界の体験が凄く重要であったとも言える。
■そして最後まで、
どこまでが現実で
どこまでが妄想なのかは
わからないままだ。
もしかして
初めに無人島の漂流したというのも
嘘なのかもしれない。
それでも、彼が体験したものが彼の現実なので
それがどっちかなんてはいっこうに構わないことだ。
■なんだかとても
すがすがしい気持ちになったりもしたのですよ。
いや、本当に良い映画でした。
ネットフィリックスで見れるんで是非。
予想のつかない展開の連続です^^
■死体役のハリーポッターのダニエル・ラドクリフ怪演!
(まぶたを少し動かす演技とかスゲーよ)
極楽京都日記: 【映画感想】ゴッホ〜最期の手紙〜