■おぉー、面白かったッ!!
正直ファンタジーの剣と魔法の世界の中二病の話は苦手なんですけど。
そうだと思ったらちょっと違ってずいぶんと私好みのお話でした。
そうそう、つきつめると「そうなる」よね~。
と言う話で。
■剣と魔法、魔王と勇者、いわゆるRPGのゲームの世界。
だけれども、この世界住む住人はこの世界の仕組みを知っている。
なぜならこの世界は完璧だからだ。
完璧であるには完全に健全に世界を維持しなければならない。
それを施行するシステムは必要だろうし。
実行する者は、この世界の全ての住人でなければならない。
■「何の為に生まれて来たかわからない!」
なんてことを、この世界では嘆く必要はないのだ。
生まれた時から役割、「役職」が決められている。
あなたはそれを行えなば良いだけなのだ。
■ゲームの中で村人役の人がいる
「ここは○○の村です」
それを言うだけの人だ。
それも役割で役職だ。
ゲームの世界はそこで閉じているから気が付かないだけで
いろいろとオカシナところがある。
■たとえば勇者だ。
ゲーム開始時、彼のレベルは1だ。
…なぜだ?
世界を救う勇者なのだから。
もっと強いヤツがやればいいのではないのか?
まったくもってオカシナ話だ。
しかし、それにもちゃんと理由があった。
この世界を完璧で成らしめるために。
■そう世界には全て理由があり。
君にはちゃんと役目があったのだ!
だからこれから私が君を殺すということも。
君が死んでしまうと言うことも。
全てはこの世界に永遠の輝きをもたらす為なのだよ!
わはははははは!!!!
■みたいな感じでとても素敵な話でしたよ。
webで読めますが
雑誌での連載も始まって
単行本も出ています。
まま、とりあえずちょこちょこ読み始めると良いですよ。
とても素敵。
一見、残酷な話のようですが、しかし凄く理知的でエモーショナル。
上っ面じゃない、人の心の奥底を見れたようで。
とても安心できます。
ありがたい。
そして、とてもめでたく美しい。
ここから↓どうぞ
「役職ディストピアリ」
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。