■いやー、子供向け、それも女の子向けのアニメなんでしょ?
とか思って舐めてましたわ。
スゲェ!
なんてこったい!
全方向的に極上の良作でございましたよ!
全ての人類に祝福を!
この感動にひれ伏すしかない!
■まぁ、原作は小学生向けの小説で
テレビアニメ版も日曜日の朝にやっていたのかな?
それでまぁ、そんな感じだろうと思っていたら
観てきた人の熱量がとても凄くて
いったい何が起きているのだと!
■物語はひょんなことから
お婆ちゃんの旅館を手伝うことになった
女の子の話なんですけどね。
パティシエになりたいとか
魔法使いになりたいとかの
私も若おかみになりたい!とかの
女の子ドリームの話でもないんですよね。
■かと言って仕方なく
無理やりやらされるわけでもなく
でも自分から積極的になろうとしているわけでもない
そこに少しだけ
人が喜んでくれるのが嬉しい、ってのが
ほんの少しなんですけど。
ほんの少しのきっかけなんです。
■そんな感じのほんの少しのバランス感覚が
この映画本当に絶妙で、
あざとさが無いんですよ。
おウチの手伝いをして偉いね〜
って感じではなくて。
大人が望む子供の姿を強要されている話でもないのです。
■あと、泣きたい人が望む感動モノってあるじゃないでか?
外野から見て上から目線で、あぁかわいそう、って泣いてスッキリするやつ。
私はあぁいうの超苦手なんですけど。
それが一切ないんですよねー。
物語の都合上登場人物が酷い目に合う時に
作者の物語を盛り上げたい都合が見えちゃうと
すっかり冷めてしまうのですが。
それが無くて、すがすがしい気持ちなのです。
■あぁ、そうだ
都合の良い悪役がいなんですよねー。
嫌なやつ、と思ったあいつも、
みんなそれぞれが一生懸命に生きている。
それだけでもうたまらんですよ。
■そしてこの物語に出てくる登場人物のほとんど全てが
「この人に喜んでもらいたい」
と言う動機で動いているんですよね。
しかもそれはそんなに強い動機では無くて
ほんの少し、喜んでもらいたい。
程度なんですよ。
■それがなんだか積もり積もって
自分がそうやって誰かを喜ばそうとしていると
自分が困った時にも
みんなが少しずつ
助けてくれるんですよね。
■ものすごく巧妙な道徳!^^
しかもそれがあざとくない!
なんなのこのベテランの貫禄ー!
キィー!(嫉妬!)
■ねぇ、「助け合い」なんて言ったら
薄っぺらな言葉に思えてしまうのですが。
それをちゃんと実感として心に届けさせる映画でしたよ。
もぅ!
■あぁ、あと大人が無駄に怒鳴らないってのも
良いポイントですねー。
怒鳴る人は自分のストレス解消のために怒鳴ってますからね。
■そして繰り返しになりますが
大人の想像する子供らしさって幻想で
それは子供にとって押し付け以外の何物でもない。
別に子供も大人もそう変わらんのよ。
そう、大人になったから偉くなったとか
思っている人はヤバイですよー。
それは幻想〜。
■そうそう、なんか
いろんなものの中心が描かれていましたわ。
良いですよ。
中心が充実すると、
とても良い感じになるのです。
■もちろん、ちゃんと
困難に立ち向かって
成長する物語でもあるんだけど
その解決が凄い!
泣いちゃうよもう!
それが悲しいとか辛いじゃ無くて
嬉しい、なんですよね〜。
■あとは、アニメ絵的には恐ろしいくらい良かったですよ。
アニメはジブリくらいしか見ないって人にも
断然お勧めです!
キャラクターもポスターの絵とか見ると
なんかチグハグな感じがするんですよね。
なのにアニメとなって動いている絵は
どこをとっても名画になっててビビります^
■はぁー、良かったー。
良いもの観たわ〜。
極楽極楽。
成仏してしまいそう。
各配信サイトで見れるよ。
極楽京都日記: 【映画感想】カメラを止めるな!
若おかみは小学生、凄すぎた!こんな映画が創れるのか!全方位的に良し! pic.twitter.com/nbU3wQfyW8— 内海まりお関西コミティア順延9/30→10/8 (@mariouji) 2018年10月6日
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