■あらあらあらあら
こいつはどうして
とても、とても良いものですよ!
どうしたことやら、もう!
■小学生男子。
とても賢い天才少年。
「僕は賢い、将来はきっと偉い人になるだろう」
なんて自ら言ってしまうほどだ。
そんな彼が主人公。
学校の勉強はもとより
自分から様々な疑問を研究調査している。
歯科医院に努めるお姉さんのことにも興味津々だが、
日々多忙な研究に余念がない。
あまりにも疲れた時には
お姉さんのおっぱいのことを考えると
心が落ち着くので皆もそうすればいいよ。
なんて感じのことを真顔で答える
とても可愛い少年だ。
■映画としてはドラえもんの映画版とか
ジュブナイル的な少年冒険SFを骨子にしているのだが、
そういう物語にありがちな
主人公はごく普通のどこにでもいる少年。
ではなく、前述の天才少年が主人公なので
この物語は奇妙になってゆく。
■彼を物語の中心に置くので
周りの人物達もいささか
定番のキャラとはズレてゆく。
極め付けはそのお姉さんだった。
年上の優しいお姉さんキャラなんでしょ?
とか思っていたら
彼女が一番の曲者で
突拍子もなく
それでいて
一番魅力的な人だったのだ。
■そう、変な人ばっかり出てくるのだぜ。
なので、とても楽しい。
変な人の総本山である
原作者森見登美彦の世界の濃縮還元とも言えよう。
■そこには瞬間湯沸かし器のような
衝動的な熱血はないのだが、
鍋でグツグツと煮込んだような
ドロドロに煮詰めた情熱があるのだ!
パッションなのだ!
■なので泣いちゃうくらい
真摯に真面目に前進してゆく。
大行進ですよ。
ずんずん行きな。
青春だなぁ。
そして世界の全てがここにあったりもするのですよ。
いやはや。
■ペンギン可愛いし。
登場人物みんなカワイイですよ。
このカタマリを抱えているだけで
随分と幸せなのですよ。
あぁ、よろしかろう。
よろしかろうことよ。
■あ、監督は「フミコの告白」の人なのねー。
はへぇー。
あと男目線で見ても女目線で見ても
どちらも楽しい感じになるので
どこからでも観ると良いよ。
そうそうフリクリのナオ太君とハル子の関係も彷彿とさせるよねー。
良いよねー、背伸びする少年と導くお姉さん。
極楽京都日記: 【映画感想】カメラを止めるな!
極楽京都日記: 【映画感想】「未来のミライ」細田守監督
極楽京都日記: 【映画感想】ハン・ソロ【#hansolo】
— 内海まりおコミティアH27a (@mariouji) 2018年8月25日
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。