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2016年10月7日金曜日

【映画感想】「君の名は。」観て来た

■いやはや、良かったです!
誰だデートムービーとか言ってた奴は!
節穴人間か!
むちゃくちゃSF映画じゃないですか!
楽しい〜♪


いやしかし、特筆すべきは
特異な才能である新海誠監督の力をこう使えば巧くいったのかー!
という発明!
才能に合わせて映画のスタイルを変えているのね。
なのでこれは凄く異質な映画です。
映画のセオリーに全然沿ってません。
どちからというと海外テレビドラマに近いノリ。
その13話分くらいのドラマを5話くらいに圧縮して
さらにそれを2時間に凝縮する
そんな変換作業の末、クライマックスが何度も来る。
客がまったく飽きることなくどんどん引き込まれて行く。
ああ、連載漫画の「引き」にも似た巻き込みの感じです。
(まぁ、これは逆に客なんて5分も集中力が持たない存在だ。と感じている証拠でもある)



なので凄くボリュームのある話をダレルことなく見せつけられた。

もちろん恋愛ドラマでもあるのだけど。
それはあくまでコーテング、一要素、上っ面。
でもそれだけ追っかけてもちゃんと面白い。
感動出来てしまう。
というわけで感動している人も大部分が話の内容分かっていない気がします。
それでも楽しめるというのが凄い。


■予告で見ていたクレーターのシーンで
ははぁ、50年くらいか、はたまた、平行世界か。
という予想を立てていたのだけど違ったね〜。
良い裏切り〜♪
二人の持ってるiPhoneの機種も良く見ると微妙に違うのだろうなぁ。
途中で気になって見てたけど。ケースに入ってるからわからんね。
カメラ位置とかで特定できるのかしら?

そして、そうそう。
「スマホ時代の恋愛ドラマはすれ違いが描けない」
って問題を見事に解決してくれましたよねー。
そっかー、そうやればいいのかー。



あと、あの美人先輩が彼女で、町長が彼。
というのも途中で想像したけど、これはやりすぎかなぁ。
むしろ早く終わってしまうものね。

■あぁ、しかしもう。
いろんなパズルのピースがカチカチとハマって揃って行くのは
大変気持ちよかったですよ〜。

そして終わって見れば。
「あ、いつもの新海映画じゃん」
って感じで
特異な才能を異質な構成で
メジャーな映画にしてしまった手腕は
素晴らし過ぎて涙が出るよ。
才能をよどみ無くブーストさせたシステムが大変に美しい。


なんだか頭が幸せでグルグルするよ。

それと映画後半でなぜか
「世界で一番幸せなのは私だ!」
とか思ってしまった。
何故だかはわからない。

彗星に乗って来てやってきた肉体を持たない知的生命体に感情移入したからかもしれない。
(そんなのは出て来ません)

ともあれ、見て良かったー。
うむうむ。




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