2015年2月7日土曜日

おかえりなさいサナギさん1施川ユウキ【漫画感想】

■昔、チャンピオンに連載していた四コマまんがの復活連載。
なんというか無限に続いてもかまわない漫画ですよ。

基本的に中学生女子のサナギさんとその数人の友達が
どうでも良いことを考えたり
考え過ぎたりする漫画なのです。


■サナギさん
フユちゃん
マナミさん
サダハルくん
タカシくん

登場人物は基本的にこの5人だけで
他の人が出て来ることはめったにない。
この漫画は作者自身の脳内箱庭のようなもので。
世の中にあるいろいろなことをこの脳内にいるキャラに聞いているような感じだ。

●サナギさんは主人公でちょっと不思議で乙女チックでしかしわりとまとも、作者のプレーンな状態なのかもしれない。

●そして相方のフユちゃんは毒舌家でときおりとんでもない発想をするが、悪い子ではなく一番純真だったりする。

●マナミさんは暇な時は大抵暇な時はアリを踏み潰したりしているがグローバルな考え方をしたもしくは第三者視点で物を見る皮肉家。

●サダハルくんはもう全力でネガティブ、世の中の全ての事象に良いことなどひとつもないと言い切らんばかり絶望家だ。しかし、それが振り切れてネガティブなためむしろ笑いになってしまうという。

●タカシくんいっけんヤンキーっぽいのだが、サダハルくんの話を聞いてくれて全力の拳ツッコンでくれる良いやつだ。落ち込んだ自分を強制的にリセットするためのキャラなのかもしれない。

■これらが作者の脳内に居て、何か尋ねると答えてくれる。って感じだ。
もちろんギャグ漫画なので、みんなとても変な発想の愉快なことを言う。
大喜利のようなものかもしれない。
でもまぁ漫画家なんて変な人なのだから。
変な発想なのだ。
普段、現実で普通の人には話そうとしても躊躇してしまうことを。
一反、この箱庭のキャラ達に言って貰う感じなのだろう。
だから、面白い。

■現実では留まってしまっていた思考が
漫画の中では数珠つなぎに続いて行くからだ。
始めっから思いもよらない発想なのに、
さらにそれがトンデモナイところまで辿り着いたりする。
時おり哲学のようにもなっていたりする。
そうなると作者は恥ずかしがってキャラにツッコませたりする。

■閉じられた作者の脳内世界なのだが、
ちゃんとエンターテイメントとして整えてあるし。
そこに世界の全てがある。

■よく、創作の物語は作り物で現実ではない。
と言う人がいるが。
そんなことはない、作者自身の全てが詰まっているのだから。
人を知ると言うのにこれほど適した物はない。
そしてそこからの覗く世界は
あなたの見ている世界と同じ物なのに
少し違って見えるかもしれない。

■なんて小難しいことを言いましたが
普通のギャグ漫画なんで普通に読んじゃえば良いと思います。

私はすごい好きなのですよ。うふふ。

web連載なので最新話は今読めるよ。


1 件のコメント:

  1. サナギさん懐かしい!
    チャンピオンはサナギさん&刃牙&パニッシャーから入って、フルット&バチバチに至る流れです。
    暇ができたら単行本を買いに行こう!

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