■おー!すっごくいい!
とても爽やかな気分ですよ。
やっぱり70年代魅力的ですよねー。
なんか現代の嫌味ったらしさが無いんですよね。
欲望と前に進もうとする活力がある。
そしてその隙間に何か得体の知れないモノが
確かに合った気がしてしまう力強さ。
楽しいですな。
■ホラーでオカルトで悪趣味でグロテクス
なんですけど驚くほど爽やかに心地良いんですよ。
■あのカルト集団の話って
多重人格サイコのルーシー・モノストーンの元ネタにもなったやつなのかな。
■テレビのリアリティーショー。
日本だとユリ・ゲラーのスプーン曲げとか
誘拐事件をFBIの心霊捜査官が解決するとか
UFOとかネッシーとか
心霊写真やノストラダムスの大予言!
もう、楽しすぎる時代!
■そんなものは嘘だ、トリックだ、
なんて判断出来ない所に
まだまだ人間の知らないことが普通にある時代だった。
未開の部族とか、これは別にオカルトではないけど。
知らないことがひとまとまりとして
大きくあったのですよ。
だからそれがオカルトなのか
まだ人類が知らない真実なのか
その見分けが付かなかったのです。
■いや、現代人のその見分けが付いているかというと、
それははなはだ信用できないし。
十年後くらいには未来の人にバカにされてそうですけどね。
■逆に現代人は全て分かったことにして
未知のものに蓋をしてしまっているのかもしれません。
しょせん、どうせ。
なんて言葉を使いながら。
■あぁ、そして逆にそんな凝り固まった世界に居心地の悪さを感じて。
精神的なスピリチュアルな方向に行く人もいますね。
しかし、それはそれで逆方向に極端なので。
私は苦手です。
考えたり調べたりすることをせず、
「信じる」で物事を考える人。
それは「自己中心的」と同じですから。
■ともあれ、そんな楽しい時代で!
超面白いテレビ番組が始まるぜ!
テレビがノリに乗ってる時代!
視聴者もテレビに釘付け!
番組司会者は少し落ち目なので
起死回生の大企画でぶちかましてやる意気込み!
観覧視聴者も前のめり!
■そこにやってくる。
怪しい霊媒師、
そのインチキを暴こうとするオカルト研究家、
恐怖に怯える司会アシスタント。
そして悪魔に憑かれたという少女がやってくる。
彼女を研究調査している超常現象研究家の先生と共に、
番組内で降霊実験を行うことになってしまったのだ!
■番組司会者はこれは高視聴率が期待できる!
そして私の人気も復活するはず!
と大興奮。
しかし不穏な少女の笑顔。
数々の異変。
もしかして、もしかしてこれは
本当の…?!
■なーんて、そこらへんのさじ加減も絶妙で。
大変良きモノになっておりますよ。
本当だとも嘘だとも断定できない。
世界の隙間に落とし込まれてゆきます。
それがなんとも心地良い。
■なんでも白黒付けたがる。
そうしないと安心出来ない現代人は、
こういう世界を心のどこかに持っていないと
壊れてしまう気がするんですよね。
■不確かで不確実。
つかみどころがないけれど、
存在感は巨大。
人類はまだ世界の上っ面しか理解していないのだと。
■まだ、分からないことが沢山ある。
その方が楽しいじゃないですか。
実際、まだ何にも分かっちゃいないんですから。
■こんなにも科学が発達した世の中で?
って、まだこの程度の科学しかない世界なんですよ。
人間はまだまだ何も見えちゃあいない。
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