■『NOPE / ノープ』観た!
サスペンスでホラーでオカルトでSFなんだけど、
その形におさまらず
ドキュメンタリーでリアリティのある人間ドラマなんですよー!
熱い!
漫画的にそれぞれの人間が掘り下げられて物語に繋がる!
そして何故か西部劇のカッコ良さが!
スコーピオンキング!
■田舎町のそれもさらに人里離れた所に住んでいる
映画撮影用の馬の飼育を家業とする黒人家族。
そこにナニカがやって来る。
UFOなのか、
モンスターなのか、
異次元生物なのか、
幽霊?
自然現象?
何もわからない。
ナニカとか言いようがない。
そしてそれはあまり良いものではなさそうだ。
■それを撮影してバズらせて儲けようぜ、
牧場経営もうまく行ってないし。
てな感じで動き始めたのだが、
それどころではなく立ち向かう羽目になった。
そのナニカと。
■その過程で
それぞれの人物像が掘り下げられてゆく。
人付き合いが苦手で牧場経営も仕方なくやってる感じの兄貴。
その親父は頑固だが実直に生きてきた。
妹はこの田舎を出て女優になりたい現代っ子。
ホームセンターで働いているオカルト好きの兄ちゃん。
職人気質で与えられた仕事はキッチリこなすが、
自分の野望はしっかりと持っている老カメラマン。
子役として活躍していたが大人になり俳優業は引退、
この田舎でテーマパークを経営する青年。
それぞれに人生があり、
何か心に残した想いがある。
それぞれがこの事件に関わり、
その想いがあらわになってゆく。
■テーマ的に語られる
「最悪の奇跡」を彷彿させる映像として
凄惨な事件の現場に被害者の靴が
偶然にも爪先が上を向いて立ってしまっている。
それも部屋の中央に。
というのが本当に悲惨な中での美しさがある。
奇妙な感動だ。
■NOPE(あり得ない)ことが所々に起こってしまっているのだ。
それは良い悪いに関わらず。
人間の都合とはお構いなしだ。
いや、だからこそ世界は素晴らしいのかもしれない。
人間の思い通りにならなくても、
世界は美しいものだ。
■そして最後に人間は成長する。
りりしく見える。
荒野に立つガンマンのようだ。
あり得ないことは自分にだって起こりうる。
■いやー、しかし最後のデザインは本当に美しかったですよね。
素敵!
とても良い映画でした。
■子役のお姉ちゃん役の子が大人になって顔を隠しているの
女優だから整形とかし過ぎたんかなー?とか思っていたけど
そうだった、齧られたんだった!と後で気づいた。
そしてそのテーマパークで主人公が馬を買ってもらうの、
奴を呼び込むためのエサにしていたのかー。
だから「後で買い戻したい」と言われて一瞬間が開くのね。
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『NOPE / ノープ』観た!サスペンスでホラーでオカルトでSFなんだけど、その形におさまらずドキュメンタリーでリアリティのある人間ドラマなんですよー!熱い!漫画的にそれぞれの人間が掘り下げていかれて物語に繋がる!そして何故か西部劇のカッコ良さが!スコーピオンキング!— 内海まりお:C-37関西コミティア65 (@mariouji) September 10, 2022
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