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2022年1月29日土曜日

【映画感想】マトリックス レザレクションズ

 


■ぎゃー!

『マトリックス レザレクションズ』

悪い所はないけど良い所も無い!

よく出来たファンムービーみたいな感じで、

いろんな見たものの寄せ集め。

辻褄は合っているんですよ。

でも面白く無いという。

製作者の悩みがそのまま映画になった様な。

同人誌的なアレでせせこましい。

死刑!


■監督ラナ・ウォシャウスキーとキアヌ・リーブスに対する

セラピーでカウンセリングの映画なのだよな。

その意味では大成功しているし、

人生に成功した上で悩んでいる人にとっては

浄化される映画なのだけど。

その他の成功していない人にとっては

全く意味のない映画だ。


■そんな感じで面白くなかった時には

感想を書かないようにしているのだけど。

これはダメだった!

一旦全て出して整理して

供養しておかないと

この先ずっとモヤモヤが残ってしまう!

というので書きますよ。


■いや、多分映画としてはちゃんとしているですよ。

これがマトリックスでなければ良い映画だったのかもしれません。


■何が一番ダメかと言うと

この映画で監督は視聴者を否定したんですよね。


君が初代マトリックスで感動してくれたのは嬉しいけれども、

君の感動したポイントは監督の私からすればどうでもいいところで。

君の解釈は間違っている!

そんな上っ面のカッコ良さではなく、

人間性の回帰という魂の浄化の話を私は描きたかったのだよ!


そして君たちファンが私の思惑とは違う所で楽しむものだから、

続編はそんな要望が強く、私のストレスは加算された。


しかし何十年の月日超えて

本当に私が創りたかったものが完成した!


そう、この世で一番強いのは


純粋なる愛…!


ウルセー!


■…というこの感じをそのまま

新マトリックスの映画にしたんですよ。


ファンの映画に対する感想と

それに悩む監督。

そして映画監督として成功して

富も名声も手に入れたが、

何か心にポッカリ穴が空いた気がする。


こんなにも大成功して

豪邸に住んで、

愛人もたくさんいるのだけど。

何か物足りなさを感じるわ…。


そう!そこに足りなかったのは


純粋なる愛…!


ウルセー!



■本来ならエンターテイメンの映画だったはずが。

監督ラナ・ウォシャウスキーとキアヌ・リーブスの

しょぼくれたエッセイ映画になったのですよ。


そんなもの観たくねーよー!!

ぎゃー!

どてんばたん!

私たちのマトリックスを返してくれよー!


やだねー、マトリックスは監督の私の物だ!


なんだと〜!(宙に浮く観客)

かかってこいよ、クイクイッ(煽る監督)


パワー!(なかやまきんに君)


『マトリックス レザレクションズ』完!


映画『マトリックス レザレクションズ』公式サイト


Amazon Prime Videoマトリックス レザレクションズ(字幕版)


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【映画】名付けようのない踊り

「名付けようのない踊り」を観た。


■とても良かった。

田中泯にとってダンスは自己表現ではなく、

世界のありとあらゆるもの翻訳表現だ。

翻訳なので見ればそこらにあるものだから

わざわざ踊りに変換しなくてもよい。

しなくてもよいことをするのは遊びだ。

遊びはとても楽しい。

帰りの足取りが滑らかになってしまう。


■映画というかドキュメンタリーなのだろうか。

ダンサーの田中泯を数年追いかけた映像。


■私が彼を初めて見たのは

誰かが上げてたTwitterの動画だった。

着流しにツバの付いた帽子にスニーカー。

とても軽やかに踊っていて

目を奪われた。


■それから数年後

京都市京セラ美術館(2021,20/3)にて

美術館のイベントで田中泯がパフォーマンスをやるというのを

その場で偶然知って飛び込んで見に行った。


■それは美術館内の庭園での静かな踊りだった。

以前見た軽やかなステップではなく

まるで歌舞伎か能のようなじわじわとした動き。

しかし、それも目が離せないものだった。


何なのだ?

これは一体何なのだ。


■しかし、それとは逆によく分かるのだ。

とても自分が心地良いと思うものと

同じ骨格を持った踊りだった。


そんな感じで映画を観た。


■いろんな場所でいろんな人たちの前で

田中泯は踊る。

その場の雰囲気を踊りで再現する。

そこにあるものを

そこにあった記憶までも

踊りで翻訳し、出力する。


■それは感想文のようなものだ。

こんな場所に行ったのだと、

言葉で無く、踊りで伝えようとする。


変なの。


■だけど、それが面白く

心地良い。


とても素敵な遊びだ。


■それは別に私がやっても良いのだ。

そうすればそれはまた少し違うものとして

出力されるであろう。


同じものを見ても

人の数と同じだけ違うものが出来る。

多種多様なダンスが生まれる。


あなたのそれをキッカケに

私の中の踊りが生まれる。


面白いね。

楽しいね。

そいつはとっても

愉快だね。




■あと、なんか現在は達観したような感じがあるけど。

若い頃は基礎から動けなかったり、

かと思えば尖り過ぎて

リズムに合わせないとか、

人と違うことをしなければならないという強迫観念

的なことに追い立てられたり。

普通の芸術青年の時代もあって

ちょっとホッとした^


■そして福島に行った時の映像。

映画製作者的には

「福島の自然と命をダンスで!」

とか思ってたのだろが

田中泯は廃墟にいた「蜘蛛」を見つけ

「蜘蛛のダンス」を踊った。

とても愉快。


■場の翻訳、七尾旅人とか井上涼がその使い手だと思う。



映画『名付けようのない踊り』オフィシャルサイト

Prime Video 田中泯


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2022年1月20日木曜日

【映画感想】呪術廻戦0


■「呪術廻戦0」観た。

ぐるんぐるん良かった!

終始ニヤニヤしてしまった。

激情の呪いが込められているねぇ。

たまんないよ。

夏油傑さんが一番好きね。


■登場人物みんなしっかり頑張ってて偉いよね。

この手の話でありがちというか、

現実でもそうなのだが、

悪い人の方が事前努力をすっごいしているんだよね。


■それに引き換え主人公の乙骨くんは

ヘニョヘニョと悩んで

周りに気を遣わせた挙句

悪の人が一生懸命に作ってきたものを

「なんか僕は許さない」とか言って壊しちゃうんだよね。

殺しちゃうんだよね。


■さらに実は彼は血筋的に良い家系!

ということが判明。


ズルいよね。


■この物語の設定で「呪い」とは

負の感情が寄り集まったものであると。

そしてそれを祓う呪術師は

呪いによって、呪いを祓う。


そのパワーの源は感情であると。

感情の多寡を自在にコントロールできるようになることで、

呪いを扱えるようになる。


■というわけで、

物語自体にも感情が付いて回る。


そんなわけだから主人公の乙骨憂太君には

最大限の感情が与えられる、

押し付けられる。

それは最高に幸せなものから、

最悪に不幸せなものまで。

できうる限りの最大を浴びせかけられるのだ。


それでこそ、

それでこそ主人公たりうる。


■感情の巨大な振動は

観客の心を揺さぶる。

観客の命を一瞬、肉体から乖離させることが出来る。


■その瞬間を夏油傑は逃さない。

するりとあなたの懐に忍び込み。

指先を胸元に突き立てる。

その指はズブリズブリと体内に押し入って。

あなたの心の臓をギュッと掴んで撫で回す。


■とても良いね。

とおっても良い。

その顔だ。

なんて素敵なことだろう。


それを祓い退けろ。


油断をしてると

すぐ、そう、なる。



v

『劇場版 呪術廻戦 0』公式サイト




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2022年1月17日月曜日

【サンプルF-08】魔法使いのお時間よ九十九百【関西コミティア63】

関西コミティア

2022年1月23日(日)

インテックス大阪



参加します。

まり王:F-08


関西コミティアの新刊

「魔法使いのお時間よ九十九百」

魔法使いのお時間よシリーズの新作2話です。

1話6ページがふたつ、

12ページほどですが。

とても面白い。


↓以下サンプル







来れる人は万全の防護でどうぞ。

お待ちしております。


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関西コミティア

2022年1月23日(日)

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2022年1月16日日曜日

【映画感想】キングスマン ファースト・エージェント【#Kingsman】


■あまり良い話聞かなかったのだが、

その意に反してとても良かった!


血沸き立つ!肉踊る!

前半はもうラスプーチンが素敵過ぎるし。

後半でちゃんとキングスマンの話になる!

歴史の裏で黒幕がいっぱい!

世界を変えたい人は見よう!


■時代的に第一次世界大戦前後で

オーストリア皇太子の暗殺から始まる!

サラエボ事件が映画内に!

しかも後で調べたらほぼ史実通りの映像だった!


初回失敗して、また別に日に

皇太子が車で移動してたら道に迷って、

それをたまたまカフェで見つけた犯人が

超近距離から発砲。

って嘘かと思った。


■まぁ、さておき。

そんな感じで歴史の転換期がわさわさと出てくるんですよね。

ロシアの革命で皇帝が退位。

署名する場面とか。

そして現れるレーニン。


いや、私はあんまり歴史知らないので

ぼんやりと見ていたのだが、

それでも面白いぞ!


■あれですよね

「ヤング・インディー・ジョーンズ」

あの歴史の有名なシーンにひょっこり現れる、

あの感じです。


■それでこの映画はイギリス非公認諜報部キングスマン創設の話なので

ここから組織が作られていくんですよね。


■英国貴族のオックスフォード卿は自身の若い頃戦争に参加し、

戦争の矛盾を知る。

お国の為と大義を持って戦っていたが、

それは殺戮であり、略奪であったことに気づく。


■貴族としての義務。

余裕があるものが困っている人を助けなくてはならない。


戦争はその解決にはならないのだ。


■そうして卿は平和主義者として

断固として戦争には加担しないスタイルを守っていたのだが。


結局のところ、平和主義者も戦争を止めることはできない。


■ならば、戦争の前に情報戦で戦争を終わらせる。

民間スパイ組織の設立に立ち上がるのだ。


しかし、そんな折

彼の息子は正義感に駆られ、

戦争に参加したい!

出兵したい!

と、のたまう。


■それは本当に彼の心からの望みなのだが。

父は戦争の悲惨さを知っているので賛成できない。


■しかし映画を見ている私たちは

それを本当の心でないと分かっている。


なんとなくの時代の風潮に乗せられてしまっているのだ。


■それは現代だってそうだ。

「若者は夢を持たなくてはならない」

「人は常に成長し続けなくてはならない」


本当は全然そんなことはないのに。


「それが当たり前の当然でしょ?」

と思ってしまっているのだ。


■自分で考えて自分で決断している、

と思ってはいるが。


本当に自分で考えているのだろうか?

人生の目的ですら時代の風潮に流されて

そう思い込んでしまっているだけではないだろうか?


■なんてことを思いつつも。

平和の為のスパイ組織キングスマンと対局をなすような組織が現れる。


それはまさに悪の組織と言わんばかりの

そうそうたるメンバーが勢揃い。

それを統率する顔を見せない謎の黒いボス!

もちろんラスプーチンもその悪の組織のメンバーなのだよ〜。

戦争に有利なようにロシアを内部から動かすぜ〜。


■歴史上のあの事件やこの戦争も

この二つの組織の行動ひとつで

その道が変わってしまうのだ!


楽しい!


■そしてキッチリと前日譚として、

第1作「キングスマン」へと接続される。

それが大変に心地よい。

すっぽりスポット繋がってゆく。


あの労働者の若者がキングスマンにスカウトされたのは意味があったのだ。

そしてキングスマンは世襲制ではない。


意志を継ぐものが伝えてゆくのだ。


■しかし、それの生まれは戦争だった。

多くの貴族が戦争で後継を失ったのだ。

本来なら彼らに与えたかった財産が宙に浮く。


ならばこの愚かな戦争を起こさないための組織を作ろう。

彼らに使うはずだった財産で、

その資金と成そう。


■キングスマンは生まれる。

マナーが紳士を作る。

心の有り様に光は差し込むのだ。


キングスマン:ファースト・エージェント - 20世紀スタジオ


インディージョンズ4のラストで帽子を拾うシーンとか思い出した。

あと平野耕太のヘルシングのアイランズ卿とかアーサー・ヘルシング卿とかペンウッド卿の英国紳士三銃士を思い出すね^


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2022年1月4日火曜日

【ボールペン絵】2021岸辺露伴は動かない。【高橋一生】

そんな感じで実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」良かったですねー。

まぁ、昨年の奴から良かったのだけど。

これのおかげで私の高橋一生の株がぐんぐんと鰻登りですよ。

役者ってスゲーですね。

普通、漫画の実写化なんてダメなのが出来がちなんですけど。

これは大成功の大拍手ですよ!

ありがとう!

ありがとう!


そんな感じでサラサラと。

あまり似せるつもりはなく漫画版と違う感じで描けたらいいなぁ、

なんて思ってましたが、後ろの二点は結構似てる。

どれ、読ましてもらうよ。

背中に、取り憑いているッ!!

もちろんそうだよ。

なにも、問題はない。なにもだ。

次回も楽しみね。


岸辺露伴は動かない - NHK.JP 

岸辺露伴は動かない 試し読み 




極楽京都日記: 【#WEB漫画】GOOD LUCK BOY〜ピンクダークの少年〜

DLsiteドリフターズ外伝「岸辺露伴異世界へ行く」 

極楽京都日記: 【2021:9】ボールペン絵3【#drawing】  


極楽京都日記: 【2022年】あけまして(中略)今年もよろしく【新年】  


2022年1月3日月曜日

【2022年】あけまして(中略)今年もよろしく【新年】

あけまして(喪中なので中略)今年もよろしく!


そんな感じで

なんとかなれー!

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ


ボールペン絵にハマっています。

楽で良い。



極楽京都日記: 内海まりお漫画【掲載場所まとめ】  

極楽京都日記: 【Merry Christmas】2021クリスマス絵