■ぎゃー!
『マトリックス レザレクションズ』
悪い所はないけど良い所も無い!
よく出来たファンムービーみたいな感じで、
いろんな見たものの寄せ集め。
辻褄は合っているんですよ。
でも面白く無いという。
製作者の悩みがそのまま映画になった様な。
同人誌的なアレでせせこましい。
死刑!
■監督ラナ・ウォシャウスキーとキアヌ・リーブスに対する
セラピーでカウンセリングの映画なのだよな。
その意味では大成功しているし、
人生に成功した上で悩んでいる人にとっては
浄化される映画なのだけど。
その他の成功していない人にとっては
全く意味のない映画だ。
■そんな感じで面白くなかった時には
感想を書かないようにしているのだけど。
これはダメだった!
一旦全て出して整理して
供養しておかないと
この先ずっとモヤモヤが残ってしまう!
というので書きますよ。
■いや、多分映画としてはちゃんとしているですよ。
これがマトリックスでなければ良い映画だったのかもしれません。
■何が一番ダメかと言うと
この映画で監督は視聴者を否定したんですよね。
君が初代マトリックスで感動してくれたのは嬉しいけれども、
君の感動したポイントは監督の私からすればどうでもいいところで。
君の解釈は間違っている!
そんな上っ面のカッコ良さではなく、
人間性の回帰という魂の浄化の話を私は描きたかったのだよ!
そして君たちファンが私の思惑とは違う所で楽しむものだから、
続編はそんな要望が強く、私のストレスは加算された。
しかし何十年の月日超えて
本当に私が創りたかったものが完成した!
そう、この世で一番強いのは
純粋なる愛…!
ウルセー!
■…というこの感じをそのまま
新マトリックスの映画にしたんですよ。
ファンの映画に対する感想と
それに悩む監督。
そして映画監督として成功して
富も名声も手に入れたが、
何か心にポッカリ穴が空いた気がする。
こんなにも大成功して
豪邸に住んで、
愛人もたくさんいるのだけど。
何か物足りなさを感じるわ…。
そう!そこに足りなかったのは
純粋なる愛…!
ウルセー!
■本来ならエンターテイメンの映画だったはずが。
監督ラナ・ウォシャウスキーとキアヌ・リーブスの
しょぼくれたエッセイ映画になったのですよ。
そんなもの観たくねーよー!!
ぎゃー!
どてんばたん!
私たちのマトリックスを返してくれよー!
やだねー、マトリックスは監督の私の物だ!
なんだと〜!(宙に浮く観客)
かかってこいよ、クイクイッ(煽る監督)
パワー!(なかやまきんに君)
『マトリックス レザレクションズ』完!
Amazon Prime Videoマトリックス レザレクションズ(字幕版)
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