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2021年11月28日日曜日

【映画感想】アレハンドロ・ホドロフスキー「ホーリー・マウンテン」 HDリマスター版

 Alejandro Jodorowsky

The Holy Mountain


■すごい良い映画だった。

世界の中心が全て詰まってる。

まさに私のための映画だ


■TSUTAYAの会員更新で一本無料だったので

偶然手に取って見たのだけど。

まさかの大当たりだ。


そういえばドミューンとかで特集してたり。

アップリンクとかの映画館でリバイバル上映されていたんだよな。


■カルト映画的紹介されてるのだけど

全然そんなことなく、

悟りへの導き、と言ったら大袈裟だけど。


人生の前進の仕方を丁寧に

美術的に描いている。

しかも呪術的で蠱惑的。

神秘主義とでも言おうか。


いや、そう言うとまた違うのだけど。

初めに言った通り

いろんなことの中心を描いている。


■物語にはメッセージがあったり

古くからの言い伝えには自然災害への示唆があったりするものだが。


この「ホーリー・マウンテン」 は説明書だ。

人生のマニュアルと言っても良いかもしれない。


何を得て、何を捨てるか。

本当に必要なものは何か。

自分の欲望はどこに向かっているのか。

長期的なのか短期的なのか。

怒り、快楽、悲しみ、幸福。


■冒頭から前半は

着の身着のままの半裸の男が倒れている。

彼が欲望のままにどこかに向かってゆく。

彼の風貌は長髪で髭もじゃ、キリストを彷彿とさせる。

巡礼の旅のようだ。

街の風景や、彼の行動、辿り着く場所。

それらが全て美術的で象徴的だ。


■そして後半、世界の七人の富豪たちの紹介が始まる。

それぞれに成功を収め莫大な富を得るが、心は満足を得られない。

彼らは偉大なる師の元に集まる。

そこにはあのキリストに似た彼もいた。


修行の旅が始まる。

自己を捨て、瞑想を繰り返し。

聖なる山の頂上を目指す。


■その頃には視聴者も彼らと同じように

解脱を目指すトリップの中にある。


あぁ、あともう少しで世界の全てが理解できる。

あぁ、あともう少しで私は永遠の命を得ることができる。

あぁ、あともう少しで私は完璧な存在になれる。


■しかし、それはわからないままだ。

それはちゃんと君が現実に持ち帰って叶えろ。

そう突き放される。


■しかし、残念は気持ちはしない。

確かに私は映画という虚構の中から

何かを現実に持ち帰ることに成功した。


これが中心だ。


■…なんて感じでとても良かったのですよ〜。

はぁー、良いなぁ。

とても良い。

良いものをもらったですよ〜。


■いやー、しかしホドロフスキー映画これ以外何も見てないので

他のも見てみたいのだけど、アマゾンプライムでも今は見れないし。

ブルーレイとかは高騰してる。

安い輸入物は日本語字幕ついてない感じだし。

リマスター版じゃないかもしれない。


どうしたもんか。

しかし、まぁその内出会いがあれば見よう。


満足充足。


■あと、タロットにも興味出てきますねこれ。

タロットは未来を見るものでなく。

現在を分析するものだと。




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