2018年3月11日日曜日

【小説感想】ムーミンパパの思い出〜ムーミン童話全集3〜


ムーミンはアニメをちらりと見て
漫画版を1冊だけ読んだ程度で
小説版がトーベヤンソンの原作であることは知ってはいたけど
読んだことはなかったのね。

(漫画版を描いたのはラルス・ヤンソンっていうトーベ・ヤンソンの弟なんだって)

この間古本市で発見したので、
どんなもんかな?と試しに読んで見たのでした。


で、これサイコーですやんかー!
もっとほのぼのとした
のったり感かと思っていたら
結構人生の本質に迫る
ガッツリと濃厚な物語でしたよ。
かといっても過酷な辛く厳しい旅ではなく。
ムーミンパパの子供時代を回想して描く冒険譚。


本人の描く挿絵もとても良い感じで。
これを子供時代に読めたら幸せだろうなぁ、と感心しきり。

ムーミンパパが夢想家で目立ちたがりで
でも実行力もある。
フレドリクソンって友達が発明家で職人で
没頭する才能がある。
ロッドユールは臆病で人見知りだけど
時折突拍子も無いことをやってのける。
ヨクサルはスナフキンのお父さんで
子供と同じく、自由を愛し規則を嫌う。
でも、基本は怠けて暮らしたい。

他にもいろんな仲間たちがいっぱいなので
どれか自分に似た人がいるのだと思う。
それぞれが個性を生かし、
まぁそのせいで失敗したりもするが。


海のオーケストラ号と言うフレドリクソンが作った船に乗って
冒険の旅に出てゆくのだ!

なんて楽しい物語。
そして愉快なことが次々と起こる。


あぁ、これは青春の物語なのだ。
とても良いなぁ。
そして最後にひょっこりオチがやってきて、
ズルい!
と思いましたよ。

とても幸せです。

他の本も読んでいきたいなぁ。




ハードカバーの買ったけど文庫本もあるのね。


↑こっちは漫画版、全然違う話よ。

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