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2015年7月1日水曜日

【映画】「マッドマックス~怒りのデスロード~」見てきた!

最高だ!
怒濤の映画体験!

いやー、普通に
世紀末だぜ!
暴力の支配する世界で無茶苦茶に暴れまくるぜヒャッハー!
な映画だと思っていたら。

いや、そうだったんだけど。
それ以上だった!


登場人物が全員、めいいっぱい生きているのね。
ガソリンの備蓄は無いのに、燃費の悪そうな車で荒野を激走するのね。
命なんて限りがあるんだから、最後まで燃やし尽くさないと嘘だろう?
突っ走るぜ!
生き様を見ろ!
俺を、見ろ!

全員がこの精神で生きているのね。

世紀末なのにしみったれた奴はいない。
悩みもない。
死ぬまで生き抜くだけだ!



■それでいて社会の縮図のようになっているのが凄いよなあ。
人によっては
一つの地域を支配しているイモータン・ジョーを
現代の利権をむさぼる政治家と重ね合わせるかもしれないが、
そんなことはない。
ジョー様は凄いのですよ。
世界が破滅して何もかもがゼロになった地に「国家」を築き上げたのですよ。
水の確保、食料の自給自足、敵国からの防衛、
そして汚染の影響で若くして死ぬ者たちへの生き甲斐を与えた。



■三国志とか戦記モノの流れなんですよね。
それのアメリカ版だと思えば理解しやすいかと。
歴史の無い国でどのように自国を誇りに思うのか。
それには戦いで国が勝利するという経験が一番良いのよね。
そして自分はその誇り高き国の一部なのだと。

■えーそんなの野蛮~こわ~い。
と思うかもしれないが。
映画内でも、元は緑のあった国の人達が
それが汚染され何も無くなってしまうと、
結局は略奪によって生計を立てるようになる。
ってなのが皮肉に描かれていました。

■逆に主人公の2人はほぼ復讐のために動いていて
結果相手に勝ったのだけど、それ以降。
映画のエンディングから先に、
幸せに生きられたというと
そうではない気がするのですよね。

■俺の生き様を見ろ!
俺を、見ろ!

と自信を持って
大声で叫べる人生って素敵じゃないですか。

■まぁまぁ、こむずかしい事はさておき。
どんな人もスカッと爽やかに見れる映画だと思うので
超絶オススメですよ!
やる気が出るぜ~!!!
わはははははは!!!!





■ジョー様の砦ってあの岩の上を緑地化してるっぽいよね?
そして子供を守ることにも執着している。
自分はあと10年も生きないだろうと分かっているはずなのに
そのあとの未来を見据えているのだよなぁ。



■あ、あと私は車にまったく興味が無いのですが。
この映画観たら車運転したくなりました^^
車が売れない!と嘆く車会社の方は

マッドマックスとコラボすれば良いですよ。




■追記:
ジョーの砦の下層民は割とギリギリの生活をさせられてる。
しかし、それが国を永続させる秘訣でもあるんだよね。
これを平等な感じにしたら、逆に反乱が起こる。
しかもジョーが「水に心を囚われるな!」と叫んでいるとき

もう民は水を奪い合う事に夢中で話を聞いていない。

■追記:
ジョー様の砦の下級民ってたぶん労働してないですよね?
ベーシックインカムを実現してるのではなかろうか?

※ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想

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