最高だ!
怒濤の映画体験!
いやー、普通に
世紀末だぜ!
暴力の支配する世界で無茶苦茶に暴れまくるぜヒャッハー!
な映画だと思っていたら。
いや、そうだったんだけど。
登場人物が全員、めいいっぱい生きているのね。
ガソリンの備蓄は無いのに、燃費の悪そうな車で荒野を激走するのね。
命なんて限りがあるんだから、最後まで燃やし尽くさないと嘘だろう?
突っ走るぜ!
生き様を見ろ!
俺を、見ろ!
全員がこの精神で生きているのね。
世紀末なのにしみったれた奴はいない。
悩みもない。
■それでいて社会の縮図のようになっているのが凄いよなあ。
人によっては
一つの地域を支配しているイモータン・ジョーを
現代の利権をむさぼる政治家と重ね合わせるかもしれないが、
そんなことはない。
ジョー様は凄いのですよ。
世界が破滅して何もかもがゼロになった地に「国家」を築き上げたのですよ。
水の確保、食料の自給自足、敵国からの防衛、
■三国志とか戦記モノの流れなんですよね。
それのアメリカ版だと思えば理解しやすいかと。
歴史の無い国でどのように自国を誇りに思うのか。
それには戦いで国が勝利するという経験が一番良いのよね。
そして自分はその誇り高き国の一部なのだと。
■えーそんなの野蛮~こわ~い。
と思うかもしれないが。
映画内でも、元は緑のあった国の人達が
それが汚染され何も無くなってしまうと、
結局は略奪によって生計を立てるようになる。
ってなのが皮肉に描かれていました。
■逆に主人公の2人はほぼ復讐のために動いていて
結果相手に勝ったのだけど、それ以降。
映画のエンディングから先に、
幸せに生きられたというと
そうではない気がするのですよね。
■俺の生き様を見ろ!
俺を、見ろ!
と自信を持って
大声で叫べる人生って素敵じゃないですか。
■まぁまぁ、こむずかしい事はさておき。
どんな人もスカッと爽やかに見れる映画だと思うので
超絶オススメですよ!
やる気が出るぜ~!!!
わはははははは!!!!
■ジョー様の砦ってあの岩の上を緑地化してるっぽいよね?
そして子供を守ることにも執着している。
自分はあと10年も生きないだろうと分かっているはずなのに
そのあとの未来を見据えているのだよなぁ。
■あ、あと私は車にまったく興味が無いのですが。
この映画観たら車運転したくなりました^^
車が売れない!と嘆く車会社の方は
マッドマックスとコラボすれば良いですよ。
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