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2024年9月30日月曜日

【映画感想】ビートルジュース ビートルジュース


■いやー、良かったー。

ずっとニッコニコ♪

ティム・バートン好きな人はずっと楽しい!

そして爽やかでちゃんと愛があるのよのねー。

普通の正しい当たり前のことなんか蹴っ飛ばして

面白いことしようぜ、って感じで

嬉しくって泣きそう。

■しかしまぁ、前作の映画見た気はするんだけど。

全く覚えていない。

でも全然大丈夫で、これ見たら大体分かる。

基本変な奴の話だ。


死の世界の変な奴と

生の世界の変な奴とがわちゃわちゃする話。



■人間の変な奴は世間に馴染めないことに

悩んだりするのだけど。

死の世界の変な奴、つまりはビートルジュースなんだけど。

彼は悩まない。


そして別に奇抜なことをやって目立とうとも思ってはいない。

ただ、やりたいことを思いつくままにやってるだけなのだ。


■そんな奴は世の中の迷惑だ。

なんて考えは人間の勝手な自己中心的な思い込みなのだ。

人が迷惑をかける人を非難する時、

それは自分にとって迷惑である場合のみ

相手を悪い人だと非難する。


■それが自分とは関係ない人ならば、

逆に文句を言っている人を非難する。

自分でどうにかすればいいんじゃないの?

むしろあなたにも非があるからそうなるんじゃないの?

なんて言いがち。

自分の視点からしかものが見えず

自分の安全だけを守ろうとする。


■が、しかし。

ビートルジュースやその他の死の世界の傍若無人な者たちも

それらとそう違いはない。

でも、彼らはとても爽やかで愉快で楽しそうなのよね。

暴力と殺戮と残虐性を邁進しているのだけど。

とっても清々しい心地よさを感じる。


■死の世界の住人の方が

生の世界の人間よりも

生き生きしてしまっているのだ。


■そーだよ。

人間何やってんの?

って話なの。

せっかく生きているのに。

まるで死んでいるように生きている。


■人間の主人公

娘ちゃんがいて

お母ちゃんがいて

お婆ちゃんがいる。

お父さんはだいぶ前に旅先で亡くなって。

つい最近お爺ちゃんは飛行機事故で海に落ちてサメに食われて亡くなった。

女三世代の家族。

■お母ちゃんが前作の主人公ね。

幽霊が見える体質から幽霊屋敷の事件に巻き込まれてわちゃくちゃ。

しかしその後霊能力者的なタレントになって大儲け。

その娘ちゃんはそんなお母さんのことを友達に言いにくいし嫌悪感。

お婆ちゃんは芸術家でゴーイングマイウェイ。

そんな特殊な家庭に

また彼が現れる!


■基本的にビートルジュースは物語を掻き回す役で、

なんら有用的なことはしないのだけど。


なんだかんだで面白い方向に話が進んでゆくのがとても愉快なのよね。


本当にスッキリ爽やかいい気持ちなのですよ。

良いなぁ。


■最後にお婆ちゃんは霊界でお爺ちゃんと再会するのだけど。

雑踏の中、一瞬で彼を見つけ出す。

その瞬間は本当に感動的で。

最高なんですよ。


心地よい裏切りが溢れんばかりに。

血と臓物と笑顔が盛り沢山!



映画「ビートルジュース ビートルジュース」


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2024年9月29日日曜日

【短編小説】ダイエットの進化。

 


ダイエット、それは減量。

つまりは太って来たから痩せたい、と言うことだ。

理論としては簡単なこと。

食べる量を減らして、

少し運動をすればいいわけだ。

簡単だ。

簡単なはずなのに。


そもそも、食べたものが

そのまま重量になってしまうのが困ったことなのだ。

100グラムの物を食べれば

体重も100グラム増える。

当たり前だ。

食べた分だけ増える。


つまりその考えを突き詰めていくと。

人間をひとり食べれば、

私の体重は2倍になるはずだ。

体が2倍に。

横に2倍になるのだろうか。

縦に、身長が2倍になるのかもしれない。


そう、私は簡単に3メートルを超える巨人になることができるのである。


そんな馬鹿なことがあるか。

一緒に食事をしていた友人はそう言った。

彼は鳥の丸焼きをひとりで食べてしまったので。

鳥になってしまい、

羽ばたき、店の窓から飛んで行ってしまった。


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2024年9月23日月曜日

【光る君へ】光る君絵まとめ 内海まりお【2024前半5/19〜9/22】

 5/19〜9/22

なんか描いてしまっていたので

とりあえず前半でまとめようと思ったけど

ダラダラしてしまって、もう九月も後半!

六月でまとめたかったのに〜、

とよく見ると描き始めたのは5月くらいからだったのね〜。


しかしまぁ面白いよねー。

絵を描くのが義務になってしまってはいけない、

と思っているのだが。

毎回描くネタが大量にあるので困る!

困る!^^

27枚も描いてた!

5/19a
ユースケサンタマリアの安倍晴明がなんかいいんじゃね?
と思い始めた感じですかね。


5/19b
もう何の話だったか忘れてる。
多分犯人は道長!

5/26
定子さまと桔梗サマー。
そして輝くウルトラソウッ!

6/9a
道長お姉ちゃん。

6/9b
桔梗さまの推し活。


6/16a
おじさま無双。

6/16b
秋山実資
さねすけがどうにも読めなくて困る。
秋山ブーム到来である。

6/23a
ユースケサンタマリアと秋山がいれば安心だ。

6/23b
女性の扱いがパーフェクトなおじさま。

6/30a
女性の扱いで痛恨のミスをするおじさま。


6/30b
しかしなんとかしてしまうおじさま。
道長はまだまだ若造だ。

6/30c
彰子さまは良いお顔。

7/14
まだまだ道長は若造なのだ^^

7/21a
元カノが!

7/21b
先例、それが 一番 大事〜♪

7/28
桔梗
枕草子
清少納言
清・少納言!
そしておじさん死!

8/4
わたくし晴明は未来の全てを見渡せるのでございますよー!

8/19
二人は別れてそれぞれの道を歩むことになったのだが!

8/25
はるあきらーッ!!!
光る君とは自らが光るのではなく、
多くの光をその手に集めることができる人なのです。

9/1
派閥争い!社内政治!
しかし扇子のプレゼント!
あなたが私にくれたもの!
小鳥が逃げ出す扇かな。


9/8a
屋敷が焼けた人が二人ー!!

9/8b
曲水。
この棒であの鳥の小舟を動かすのね。
あとで知った。

9/15
源氏物語人気。
伊周(これちか)の趣味は呪詛!

9/22a
×新皇→○親王
もう本当に名前が読めない!
漢字もわからない!
実は何人か誰だかわかってない人がいる!
親王さまカワイイ!

9/22b
赤染衛門 (あかぞめえもん) さん
夜伽のこととか過剰に教えていたので
喜びもひとしお。

9/22c
今、宮中で話題の物語。
私の枕草子を差し置いて人気あるらしいやないの?
どんな奴が書いてんのか
一度そのツラ拝んでみたいもんやわ。
…って、え?
先の越前守の娘…?
ま、まひろさん!?
あいつ!
あいつ、遂にその才能を開花しやがりやがったかッ!!
しかもこの宮中で大人気だと?
いきなりジャンプで大ヒットみたいなもんじゃねーか!
なんてこと!!
なんてことだ!
ふふふ、しかし燃えて来たぜ!
まひろさん
いや、まひろ!
あなたはもう友ではない!
好敵手(ライバル)だ!
いくぜ!文学バトル!
うおぉおおおおお!!
燃えよ!筆!!!


9/22
怖いよー。
明子 (あきこ) さん怖いよー。
つーか、平安は恐ろしい所だよ〜。
お助け〜。

はてさて、どうなることやら。

後半に続く!

大河ドラマ「光る君へ」 - NHK


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#光る君絵 mariouji


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2024年9月16日月曜日

【映画感想】侍タイムスリッパー

 


■無茶苦茶面白かったー!

やったー!

大勝利!

笑いあり涙あり熱い想いの感動ありの

素晴らしい映画でござった。

人間の情念が全てここにあり、

拙者感服いたしましてございます。

誠に突き抜ける様な爽やかな風が流れ、

心の奥底まで染み渡る喜びでござった。


■そんな感じでタイムスリップモノで

幕末の侍が現代にやってきて

色々ビックリ大わらわ

…なんてのは良くある話なんだけど。


これをどんどん丁寧に作って行くと

グングンと面白くなって行く感じだ。

実際に昔の人が今の現代を見るとどう思うのか。

時代が変わると価値観も違うし

そもそもの存在するものが違う。


でも、違うことを見つけていくことで、

どうにも変わらない人間の根本みたいなのが

あらわになってゆく。


■侍は幕末の動乱時に政府側の家臣として

政府転覆、改革を望む

薩摩長州などの倒幕派を抑える役目を仰せ遣わる。

幕府に仇なすなど許されぬことだ!

…なんて思っていたのに、

現代に来てみると幕府が倒され

新しい世が開けていたのだ。


■自分のして来たことには何の意味のなかったのか!?

なんて思ってしまう。

さらに時間を超えて辿り着いた場所が

京都は太秦の時代劇の撮影所だ。


■時代劇自体が現代ではかげりを見せ、

没落していこうとしている。

時代劇に関する様々な職種、

舞台セットを作る人であったり、

着物を準備する人、カツラを添え付ける人、

そして刀での立ち回りを指導する殺陣師。


それらの職業も幕末の侍のごとく

滅びていくのかもしれない。


■しかし、今がその時ではない!


そうなのだ。

未来を見据えて

早々にそこを離脱するのは

賢い選択なのだろう。


でも、今まだ出来るんなら。

そこで最高のモノを作ることは出来るんじゃね?

今あるものより凄いモノを。


■とまぁ、そんなこともありつつも。

終始笑いの絶えない映画なのですよ。

そして笑った後にちょっと泣いてしまったり。

嬉しくって泣いてしまうのよね。


■そして最後二人の一大決戦では

映画館の観客がまるで本当の死合いのように

固唾を飲んで見守るのですよ。


力のこもった打ち合いの後、

二人が睨み合ってジリリと微動だにしない瞬間があるのですが。

映画の中の音が消えてゆき静寂が訪れる。

完全な無音。


しかし、その先に映画の外の

映画館で映画を見ている我々の音も消えて行くのです。

二人の侍の緊張がこちらにまで伝わり。

見ている人も動けず、

何の音も出せなくなってしまう!


■そしてそこから爆発のような殺陣!


途轍もない衝撃。

パワー、スピード、刀の重さ。

たまんないですよ。


■そしてそれらが感情と繋がっていて。

素晴らしく爽やかな気持ちになるのです。


本当、とっても良い映画でしたよ。

大満足!


侍タイムスリッパー 公式サイト







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