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2023年5月28日日曜日

【映画感想】岸辺露伴ルーヴルへ行く


■「岸辺露伴ルーヴルへ行く」観た!

ジワーッとくるホラーミステリーに仕上がってた!

そして淡い慕情!

やっぱりうまいことまとめてあるなぁ。

漫画原作だとわかりにくい所を増やして減らして心地良く。

更にロケーションが!

仁左衛門が、まさかの!

もちろん冒頭には無作法な二人組!

サモトラケのニケの前で撮影してるし。

ルーヴルなのでモナリザもある!

モナリザの前が空いてる!^^


■映画なのにジワーッと進む

家でテレビ見ている延長で見てしまう。

そして豪華なルーヴルのロケーション!


■物語は原作を読んで知っているのだが、

これまでの怪異とは少し性質の異なる

美術的怪異!

それも巨大で偉大なルーブル美術館が絡む。

ひとつひとつは人間が作った美術品なのだが、

それが何十万と集まるとそれだけでもはや脅威の存在なのだ。


たったひとりの芸術家の執念でさえ

手に負えないというのに。


■そんな感じで、観終わった後も

ジワジワと心に何かが残り続ける作品ではないだろうか。

ラストの森の中の木のシーンが

胸に焼き付けられる。


■仁左衛門が妻に絵の良し悪しを聞いて

「私は特に良いとは思えません」

と率直な意見を言う妻に対して

にっこりと笑い

「お前のそう言うところがよい」

と言う。


芸術的でありながら、

そこからふわり離れと客観的な目も持てる。

それこそが本当の自由。

どちらかではなく、

どちらでもある。


■何かに固執してしまえば

取り殺されてしまうこともあるのだ。


しかしその全てを投げ打った執着こそが

真の芸術を生んだりもするから

全くもって手に負えない。


■そんな手に負えないものが

ルーヴルには数多く、

今も存在するのだ。


岸辺露伴はそんな手に負えないものに

するりと手を伸ばしてしまう。

全くもって度し難い^^



映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公式サイト


追記:漫画原作に無いシーンで

オークションとか美術犯罪とか仁左衛門の詳細とかあったけど。

そもそも原作では泉くんルーブルに行ってないんだった!

そして絵を見たのに何ともない泉くん。

「後悔」を全くしていない人生を送っていて、

さらに過去にさかのぼっても

彼女の家系は皆、いっさい何の後悔も残していないのだ!

強すぎる!^^



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