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2022年5月2日月曜日

【映画感想】輪るピングドラム RE:cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略

■輪るピングドラム 

RE:cycle of the PENGUINDRUM

[前編]君の列車は生存戦略


■映画ピングドラム、想定外に良かった!

え?ほぼ新規絵?

…ではない?

はずなのにちゃんと一本の映画になってた。

怖い^ ^

そして何故か最後の一言で泣いた。

何故だ?!

以前見た記憶も薄れてるので異様な塊を見せられた。

なんだこれは!


■かの幾原邦彦監督なわけですが。

特殊な映像表現でありながら

よく見るとしっかりと地に足がついた

真っ当な映画なのです。


■庵野秀明監督の緻密なアングルやカット割りとか。

イクニ監督のフォローワーっぽい

「劇場版 少女 歌劇 レヴュースタァライト」の古川知宏監督とか。

その方向性に近しい人はごく少数ながら現れているのだけど。


それでも幾原邦彦監督の美学的感覚を持ちつつの

ぶっ飛んだノリノリ感は他では味わえないのだった。


■そして物語に過剰性が無いのだ。

あくまで登場人物の本質に迫ってゆく。

大声で泣き叫ぶことでなく。

本当のことを語ることで、

本物の本音の本質へと。


■しかし、演出は過剰。

いや、華美?

過剰に美しく大げさだ。

なのにまるでそれが当たり前の所作のように

その世界にしっくりと馴染んでいる。

美しき振る舞い。


だからと言ってアニメ的アホさ加減も忘れない。


変なの。


■物語はそれぞれに悲しい運命を背負った物たちが、

それにあらがったり、

他人から奪おうとしたり、

逆に他人に与えようとしたり。


運命のレールを乗り換えようと奮闘する。


■誰も間違ってはいない。

だけど、誰もが間違いを犯す。


どうにもならないこともあるし。

どうにかなることもある。

破滅があれば

奇跡もある。


■そんな話を幾原邦彦監督の奇妙な手腕で

映像作品にしてしまっているのだ。


とても美しい。

とても馬鹿げているし、

ても悲しくて、嬉しい。


なんだろうねー、もう。


まぁ、全てはうまく収まりますよ。

何者にもなれなくて、

何者にもなれる。

多分ね。



劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』公式サイト







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いまーじーん!!! | 関根つなみ@内海まりお #pixiv  

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