■なんだか周りでやたらと評判が良いものの
登場人物の一人であるペニー・パーカーと言うキャラがカワイイ、
と言う情報が大半で
いったい何が面白いのかちゃんと言ってくれよ!
とか思っていました。
あとの情報は
おっさんタプタプのお腹がステキ、と。
画面の映像が超絶クール。
ということだけだった。
そんで観に行った。
■完璧!
と言うかよく出来た映画であるんですが。
そこを乗り越えてさらに先に行っている感じ。
とにかく映像表現が気持ち悪いほどすごい。
3DCGアニメなんですが。
その進化の過程で
よりリアルにしたり
逆にマンガチックに戻してみたりと
様々な試行錯誤があったわけですが。
それらをぐるっとまとめて
リアルなんだけどマンガチックになっているという。
極まった表現に達しているのですよ。
やべー。
■現実より綺麗な
感情を載せたような画面が
あるわけですよ。
■そんな最新で斬新で煌めく映像に乗せて。
物語も必要な要素が全て入っていて
それがわざとらしくなく溶け込んでいる。
少年の成長の話。
父と息子。
家族。
女の子との恋。
自分がやりたいこと。
師匠と弟子。
仲間との友情。
そこらへんが全部入っているんですよねー。
個人的には
親にも言えないことを話せる
親戚のおじさんが良いですよなー。
■そんで物語的には
並行世界のスパイダーマンが集まって
事件を解決するわけなんですが。
その姿形はそれぞれに違う。
でも、ヒーローとしての経験は
だいたい同じであって
大切な仲間との別れ、とか
「だよね〜、私も経験ある」
ってヒーローあるある話として盛り上がったり。
■ここら辺、彼らは
平行世界以前に
自分たちはマンガキャラだ、という認識が
うっすらあるようで不思議な気分のところです。
■あと、悪人キャラ達も良かったねー。
あの博士のパソコンのデスクトップがごちゃごちゃなの、
わかる〜^って思うし。
あの大きな人も自分の大切な人を取り戻したい、
という理由だしね。
■そこらへんで思い至ったのは
ヒーローは短期的幸せを求めていて
悪のヴィランは長期的幸せを構築しようとしてるんだよなー、
ってなこと。
■悪を倒して
みんなから感謝される
ってのはインスタントな喜びなんですよねー。
本当に長期的に幸せな世界にしたいのなら
悪人になる人たちが不幸を感じない世界に
作り変えていかなければいけない。
でも、そんなの面倒臭いから
目の前にいる悪を倒すのよね。
まぁ、それで精一杯だし。
でも、その先があるってことを忘れずに。
それはインスタントな解決でしかない。
■なんてことを考えてしまう私なので
基本ヒーローモノは苦手だし
スパイダーマンも1作くらいしか見た記憶がない。
でも、このスパイダーバースは面白かったですよ。
全ての要素が入っているから
誰が観ても面白いし。
ペニー・パーカーだけじゃなく
全てのキャラがカワイイのですよ。
ヤッタネ!
メモ;
「なんだお前?マンガか?」
「あぁん?マンガじゃ悪いか?」
「マンガなめてんじゃねぇ!」
「ひとりじゃないと分かって良かった」
「待つんじゃないよ、跳び出すんだ」
「はっ、信じて跳ぶしかないか」
追記:
漫画やアニメ、日本では大人も楽しめる趣味としてそこそこ認定されているが。
アメリカでは漫画やアニメは子供のもので、
あとは少数派のオタクしか見てない。
という感じなのだが。
こと、ヒーローモノとなると逆転するイメージがある。
アメリカでは大人も楽しむどころか産業として発展しているが。
日本の戦隊モノや仮面ライダーはあくまで子供向けで、
大人になっても見るのは極度のオタクだ。
…ってな感じになるのが不思議。
漫画やアニメ、日本では大人も楽しめる趣味としてそこそこ認定されているが。
アメリカでは漫画やアニメは子供のもので、
あとは少数派のオタクしか見てない。
という感じなのだが。
こと、ヒーローモノとなると逆転するイメージがある。
アメリカでは大人も楽しむどころか産業として発展しているが。
日本の戦隊モノや仮面ライダーはあくまで子供向けで、
大人になっても見るのは極度のオタクだ。
…ってな感じになるのが不思議。
主人公のルームメイトが大友克洋のキャラっぽくて良かったです^^
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) 2019年3月30日