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2017年5月1日月曜日

【映画感想】キングコング:髑髏島の巨神


未開の無人島に巨大生物が?
調査団が見た驚きの光景とはッ!?

みたいな感じで巨大モンスターわんさかで
怪獣映画だドッカーン!
だと思っていたら違った。
いや違ってなくて
そうでもあるのだけど。

意外に漢気溢れる骨太物語で
最後泣いちゃいましたよ。
シビれるねー。



いやー、登場人物ひとりひとりの人生が浮かび上がってきて良いんですよー。
それがまたあっさり無駄死にしたりしてたまんない。
ゴリラのキングコングを含め
登場人物全て悪い人は一人もいない
全ての人が自分の人生の方向に向かって進んでいるだけなんですよねー。
もちろん立ち止まったり迷ったりもするのだけど。
違う方向なのだから意見が合わなかったりもする。
しかしそれを「敵」とみなして攻撃している暇があったら
前に進め、自分の道を前に進め!

なんてなー。



などと言いつつ男の子向けのおバカな気持ちなのです。
「強大な力が欲しい」
キングコング含む巨大モンスターに男の子は憧れを感じてしまうのですよ。
そして同時に
「その巨大な力に立ち向かって行きたい」
なんて無謀と勇気を履き違え気味のおかしな感情。

戦争で精神を擦り切らしてしまった兵士
自らの研究をバカにされながらも意地と執念で続ける科学者。
反戦運動に沸き立つ世間を尻目に
男たちは己の道を
脇目も振らずに進んでゆく。

「男はどこで飲むかじゃない、どれだけ飲めるかだ」

「戦争から帰ってきたやつはいない…元のままではな…」

戦争は否応無しに人を変化させる。
圧倒的な力の前に人は無力だ。
しかし、どれだけ飲めるのか。
どこまでの飲み込めるのか。
それが男の度量ってもんだろうがよー。



キングコングとてもダンディですよ。
ウッホウッホ!
戦う男たちはみっともなくて情けなくって優しくって
とてもカッコ良いですよ。
バカヤローですよ。
面白いなぁ、もう。

「パシフィックリム」に燃えた人は是非!
「ジュラシックパーク」でもあるね




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