■なんでしょーねー、この漫画の面白さ。
不思議なんですよ。
延々小さなエピソードの連続であまり大きな流れはないのに、
なぜか「映画」な感じを感じてしまうのです。
何か事件が起こって解決して、
その間に登場人物の感情が動くんですよね。
■そして群像劇なので、それぞれの人物がそれぞれに感情を動かされてゆく。
ときどき繋がる人達もいるけど、まったく関係なく同じ舞台に居る人もいたり。
でも、遠くではほんのちょっと繋がっていたり。
なんだよ、人生かよ。
みたいなね。
タランティーノの映画っぽくもあるよね。
■なんとなくしっかりした映画らしさがあるので、
くだらないギャグも、どうしようもない人生も。
なんだかそれは、それでいいか、って思えちゃう。
■不思議な作家さんです。
本人は感情表現とか巧い人だとは思えないのに、
物語は全ての登場人物の心からの想いを描き切っているように見えるのね。
もう、なんだかプログマラムでシステムとして感情表現が出来る人なんじゃないかしら。
どこかに片寄る事無く、フラットな視点でさらりと深く描いちゃってるんですよね。
良いなぁ。
■前に進んで成長して。
登場人物の全てに「あぁ、みんな良かったね」と思えちゃう。
映画の様な人生だ。
漫画だけどね。
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