■だいぶ前に1話だけ見て。
別に見なくてよいやつかなー?
とか思ってたら。
やたら周りの人に勧められるので。
しぶしぶ見たら。
面白かった!
すげー面白かった!
ヤバいね、これ。
■5話くらいから話が動き出してきて。
あとは最後まで怒涛な感じ。
そして最終的には最初退屈だったシーンにも
ちゃんと繋がっていくという。
伏線が繋がるというか。
トーナメント戦の表みたいに、
複数の人間の人生がひとつのところに集約されて。
それでいて、それぞれがそれぞれに解決されるという。
しかも、それぞれが少しずつ関係しているのね。
そして最終回は本当に見事!
掛け声を上げて拍手したくなるほどの絶品感!
た〜まや〜!
■んで、主人公のタクシードライバーのオドカワは
人付き合いが苦手で
なるべく人と関わらない生活をしているんだけど。
最終的にめちゃくちゃ人と関わってしまって。
基本的に都会の現代人の悩みとかがそれぞれのキャラにあるんだけど。
その全ての感情に回答が得られるのよね。
■登場人物にはヤクザとか半グレの犯罪者とかいるんだけど、
結果、みんな良い人だった。
いやむしろ悪い人と思われている人の方が、
真面目に一生懸命に働いていて、地味な作業を淡々とこなしている感じがする。
真面目が故に悪の道から逃れられないし、
人を殺すような選択をする。
■そして善人とされている人の方が
一攫千金を狙って無茶な犯罪まがいなことに手を染めがちだ。
私は良い人だけど、今は緊急事態だから法律違反も許される。
とか思ってしまう。
■あと、性格的に勝負にこだわるタイプの人が生き辛そう。
現代は少数の勝者と大多数の敗者に別れる時代になってしまっているので。
ほとんどの人は勝負で考えると負ける状態だ。
能力が足りなかったり、努力が報われなかったりもあるだろうけど。
現代はあからさまに一部の勝者の世界になってしまっている。
勝負にこだわる性格ではない者からすると、
そこまでして勝ちたいのか?なんて思ってしまう。
そうなのだ、全ての人が同じように考えるわけではないのだ。
■しかし、それぞれの性格において。
「俺のこんな人生は最悪だ!」
なんて思っていても、
他人からすれば
「え?そこそこ良い人生じゃないですか?」
なんて思われていたりするものだ。
登場人物がみんな少しずつ救われて。
とても良かったのだった。
■いやー、しかし
登場人物が動物キャラなのに
飼い猫や動物園が居るの設定的にどうなの?
とか思っていたの途中で言わなくて良かったー^
それすらもお話の中だったとは。
いやはや感服です。
だからむしろオドカワには
猫が猫に見えてなかったのね。
逆だったのだ。
うまいなぁ。
■しかし、難点を言えば
脚本は100点でアニメ自体は70点くらいな感じがする。
もうちょっとテンポアップして面白くできた気がしてしまう。
映画一本でまとめても良かった出来栄えなので。
まぁ、それは贅沢言い過ぎですな。
しばらく登場人物たちが頭の中の町でウロウロしてそうです。
■それと脚本の此元和津也って人
「セトウツミ」って漫画描いてた人なんですな。
パラパラとしか読んでなかったのだけど
延々漫才的な会話をするだけの作品
しかし実写ドラマ化、映画化してるんですよね。
■なんで覚えているかというと
私自身の漫画も会話劇多いんですけど
編集者の人に
「こんな漫才みたいな漫画はダメですよ」
みたいなこと言われたから。
「いや、音楽も演劇もなんでも漫画になるじゃないですか
なんで漫才を漫画にしたらダメなんですか?」
と聞いたら
「だって漫画は漫才じゃないじゃないですか?」
とか言われたので
その時「セトウツミ」のこと言ったけど
その人は読んでなかったんですよねー。
はっ!愚痴に!
■オッドタクシーよかったのですよ。
おしまい!
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あまりに人から勧められるので「オッドタクシー」1話で止まっていたの3話まで見た。まだよくわからん。これから面白くなるのかー?アニメというかテレビドラマっぽいね。ゲームっぽくもある。https://t.co/7I6C1270Rl https://t.co/7G7fQj1Xbf
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) July 10, 2021