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2020年9月13日日曜日

【漫画感想】ジロバッグ 榎本俊二



■鬼才榎本俊二の児童向けっぽい漫画。

絵本に近いのかな?

でも漫画スタイルでコマ割りで吹き出しにセリフ。


■これが存外心地良い!

お父さんが赤子を背負ってウチに帰る。

遠い遠い道のりをぐんぐん進んでいくだけの漫画なんだけどね。


アクション的快感の全てがあるし。

映画的に嬉しい映像感覚も全部揃ってる。


そうだこれは冒険だったのだ。

育児的大冒険!


■そんな大冒険中でも

赤ちゃんは赤ちゃんなので

どんな危機的状況にあっても

オムツの交換を訴える。


それが崖をロープで降りている時であってもだ。

赤ちゃんは降りるまで待ってはくれないのだ!





■お父さんと赤ちゃんの旅は続く!

ちょっと迷子になってしまって

家に帰るだけのつもりだったのに!


西へ東へ、北へ南へ。

山を越え、谷を越え。

海を渡り、空を飛び。

冬に飛び込み、春を迎え。

晴れの日も、雨の日も。

ぐんぐん進むよ、どこまでも。


そんな感じで世界をぐるりと一周する勢いで

赤子と一緒に世界の全てを体験するのだ。


■いろんな困難も訪れるのだが、

この作者の良いところは

そんなところで悩まないところだ、

1秒くらいしか悩まない。

じゃあ、こうしよう。

と、即断即決。

あっという間に解決策を実行に移す。

それがとてつもなく心地良い。




■結果、無茶苦茶良い旅になってしまった。

赤ん坊は大きくなったらこのことは覚えてないかもしれないが。

やっぱり全部良かったことだと思える。


何より読者の私たちが体験できてしまった。

これを読んだ子供たちは自分の体験として

楽しんでしまうかも。








ただいま。
おかえりなさい。



 

セリフ横書きで左綴じなので海外版とか出せばいいのにー。

紙の本の「ジロバッグ」絶版になってて中古のみ。
電子書籍版のみで「子とばの世界」と同梱で最近再販されました。
「榎本俊二秘蔵まんがコレクション-ジロバッグ+子とばの世界- Kindle版」






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