■「サイコ・ゴアマン」
サイコーだった!
正義も悪も無ぇ!
主人公の女の子が
「私が英雄なのよ!我こそが王!」
と言う
クレイジーギリギリなのに
ギリで憎めないので可愛いという
絶妙のバランスで、
異様に清々しい映画でした。
心の底から笑顔になれる!
はぁーたまらぬパワー!
全力人間!
残虐宇宙人!
破壊!
■B級映画的な予告だったのでそれなりの心構えで挑んだが。
そんなことはなかった。
無論、高級な映画ではないのは、そうなのだが。
ご立派な映画がこぼれ落としてしまった、
根本的な映画の情熱がここにあった。
■一般的な家庭。
そこそこの母親と父親。
お兄ちゃんと妹。
子供たちは今日も元気でお外で遊ぶぜ!
カナダ地方の謎の球技「クレイジーボール」を
奇声を上げならが泥まみれで相手にボールをねじ込むぜ!
勝てば宇宙王者!
負ければ生き埋めだ!
とにかくこの妹ちゃんが圧倒的王者!
兄と心から楽しく一緒に遊んでいるんだけど、
兄からすると軽く虐められているような有様!
そして妹ちゃんはゲームに勝利!
さぁ、穴を掘りなさい!
…本当に生き埋めにするのかよ!
ヤベェぞこいつ。
■そんな穴を掘っていると
謎の棺?を見つけて
さらにその封印を偶然解いてしまって。
長年封印されていた残虐宇宙人を蘇がえられさせてしまうのだ!
■凶悪宇宙人は地球人を虐殺していくぞ!
しかし、封印を解いた時に妹ちゃんが手にした宝石が
宇宙人の弱点であり、
それを持つものは彼を自在に操ることができるのだ!
残虐宇宙人はエキセントリック少女に絶対服従の者となったのだ!
■残虐宇宙人は少女ミミのの言う通りに過ごさなければならない!
一緒に遊んだり、
一緒にショッピングに行ったりするぞ!
なんだこれ!
楽しい!
■しかし、残虐宇宙人はちゃんと残虐で
隙あらば人間を殺すし。
ちゃんとしてる!
ちゃんとしてる?
■そしてその復活を察知した宇宙協議会は
刺客を送り込む。
最強同士の戦いだ!
■だが、最も強いのはエキセントリックガール!
ミミちゃんである!
かっこいい〜!
強いぜ〜♪
イカすぜ〜♪
誰の命令も聞きはしないぜ。
なぜなら!
私が宇宙王者だからだ!
■もう終始、このミミちゃんの暴君的パワーに圧倒される。
それがもう嫌ではないのだよ。
普通の人間なら躊躇してしまうところを
ドカーンと進んで行ってしまう。
残虐宇宙人に対してさえおなざりだ。
だが、そこに痺れる!
憧れるゥ!!!
お前のちっぽけな建前の常識などはどうでも良いのだ!
そんなことを思わせる。
■とてつもない爽快感を感じる映画でしたよ。
もちろん残虐表現も盛り沢山なのだけど、
それですら笑えてしまう。
心の底から楽しい!
と言う笑い声で、
喜びに満ち溢れるのだ。
■それはきっと監督が
自分の好きなものを全部詰め込んだからだと思う。
本当にギュウギュウに詰め込んである。
好きで楽しいものを名一杯。
これで楽しくないわけがない。
■そう!そうであれ!
そうそうすべきなのだ!
嫌いなものを並べて見せるな!
好きなものを全部集めて、
ギュッと抱きしめろ!
■それで宇宙は救われる!
それで君は救われる!
地球は破滅するかもしれんが。
まぁ、楽しければいいじゃないか。
そんな映画だよ。
よかったね。
安心!
破壊!
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サイコゴアマン クレイジーボール実際あるのか?!…と思ったら本当はないのか?!カワイイ女の子が大活躍する映画です。#サイコ・ゴアマン— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) August 29, 2021