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2026年6月14日日曜日

【映画感想】Michael/マイケル


■どんな楽しく美しいシーンにも

おとうやんの不穏さが背後に隠れている!

スリラーがホラーで

突然現れるパパもホラー!

毒親の絶妙な優しさも表現されててめちゃ怖い!


でもそれを振り切る音楽!

パフォーマンスで全ては

マイケルの光に包まれるのであった!


■ほとんどミュージックビデオの再現を

順を追ってやっていく感じなのですが。

前の映画「THIS IS IT」はメイキング映像を繋ぎ合わせて

映画にしていたのだけど。


この映画はそのメイキング映像風に映画を撮影していくっていう。

舞台裏やオフショット的なことを意図的に作っていくんですよね。


■かの有名なスリラーのMVを映画でまるまる撮影して

その途中でマイケルがカメラを止めて新しいアイデアを言って

また撮影が始まるという。


まるで実際のマイケルの映像であったかのような、

本当のような光景が映し出されて

不思議な気持ちに。


■そして父親との軋轢、

というか支配なんだけど。

そこからどうやって逃げ出せるか、

の物語でもあるんですよね。


■この父親が完全な悪であったらことは簡単なんだけど。

全然ちゃんとお父さんとしての優しさはあるのが厄介なのだ。


「家族は大切なもの」という洗脳に世界を通じて支配されているので。


酷いことや嫌なことや死にたくなることもあるけど。

父はそこまで悪い人ではない。

ないはず。

いつかきっと理解してくる日は来るはず。

そう思い込んでマイケルはずっと洗脳の支配状態を当たり前だと

思い込もうと精神をすり減らして頑張る。


怖い!


■この映画を観て。

「いや、お父さんはあなたのためを思ってやっているのだから」

なんて言える人はいないと思う。


そんな人は心の奥底まで洗脳が完了している人だ。

自分がそう思うのだから。

同じ人間である周りの人間も

そう思うのが普通であるのだ!

なんてことを考えてしまう。


■このお父さんもそうなのだ。


全てを正しい気持ちで行なっている。

悪ことをしようなんてこれっぽっちも思っていない。


■とまぁ、そんなねっちりとした暗闇の牢獄を

マイケルの歌と踊りのパフォーマンスで

光を差し込ませていくという塩梅なのだ。


最後はもうきらめきますよ!

どんどん、どんどんと

その光は力を増してゆく。

影さえも消え失せるほどに。


■あと、運転手の人がマイケルに普通に接してくれるのが

大いなる救い。


幼少期からスターになったので、

普通の友達がひとりもいないってのは

そうなるよねー、って感じだ。

あの弁護士の人も理解者みたいで良かった。


■そして役者の人たちもすっごい頑張って真似していっただろうけど。

マイケルのライブの観客の人たちも、

過去のライブDVDとか見て、

観客の反応の研究とかしてそうー。

それはそれで楽しそう。





映画『Michael/マイケル』



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