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2023年12月10日日曜日

【映画感想】ナポレオン


■映画「ナポレオン」観た。

素敵!

なんか妙な感じで良かった!

変に映画的な盛った感動じゃなくて、

彼の人生がまるっと描かれていた。

全てのシーンが美しいし。

騎馬で銃剣と大砲、

皇帝となる戴冠式。

見たいものが全てある。

そしてワーテルローの戦い。

映画館を出た時の足取りが変わってしまうのだった。


■スカッとしたいとか、

いい気分になりたいという人には

向いていないかもしれない。


■雨上がりの虹を見て綺麗だな、

なんて思う感じなのだ。

雨上がりの虹を見て、

写真撮ってアップしたらバズるかも?

って人には向いていない。


■ナポレオンは

日本で言うところの織田信長的存在なのだな。

家臣に裏切られるし。

そう言うところではスティーブ・ジョブズでもありますね。

自分の会社でクビにされるし。


ナポレオンは生涯流刑回数、2回!

そして彼ら全て

圧倒的な才能があると言うこと。


■そんな自分の能力に自信のあるナポレオンも

初めての指揮官としての戦争は震えてしまう。


■良い部下は居ても

自分と同じレベルで話せる相手はいない。

自分は相手の気持ちを読み込んで作戦を立てているのに

自分の気持ちを理解できる人は誰もいない。


■妻さえもそうだ。

だが唯一、妻だけは同じ壇上に上がってくれる。

私の方が圧倒的に権力があるとしてもだ。

彼女は誰にも分け隔てがない。

それは彼女にとって世間の全てが敵だからだ。


■しかし、だからこそ

皇帝である私に対しても

ただひとつの敵として対峙してくれる。

彼女は夫婦である以上に

親友なのだ。

彼女が私を敵とみなしていても関係ない。

美しい。

彼女は美しい。


■草原に隊列を組んで並ぶ兵隊の銃剣は美しい。

しなやかな馬の筋肉の躍動、

雄叫びを上げ突進する騎兵の姿は素敵だ。

兵達が集まり幾何学的な方陣を組む。

それは機能的に外敵を防ぐ。


そして大砲だ。

圧倒的な美。

それは大いなる威力、

その破壊力を最大限効果的に機能させる

私の作戦はとても美しいものだ。


■そんな私を排除しようとする馬鹿者どもがいる。

世界が完璧でないのは仕方がない。

だが、非効率な世界は美しくない。

効果的に配置せよ!

人にはそれぞれ自分に合った居場所がある。

自分を効率的、効果的に使える場所だ。


■そう!私を戦場に置け!

あの場所こそが私を美しく輝かせる

唯一の場所だ!

私をあそこへ!

世界を輝かせるために!


■なーんて、感じで美しい映画でしたよ。


最後はあっけなく。

もう終わってしまうの?

なんて思ってしまいました。

まぁ、人生なんてそんなもんだ。


美しかったよ。

さようなら。


■人は死んだが、その責任は全てナポレオンにかぶされた。

現代の戦争では個人に責任が行き着くことはない。

誰もが責任を取らない。

みんなで殺しているのに。



映画『ナポレオン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ



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