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2020年7月11日土曜日

包丁二本さらしに巻いて、セレクト殺人



■これは2019春頃に描いていたのかしら。

その前後から、突発的な殺人事件が多発し始めた感じで。
そしてそれらの事件の続報はあまり届かなくて。
どうしてそれをしてしまったのか。
その理由はわからないままのものが多い。

■なんとなく背景に見えるのが
犯人のどん詰まり感。
人生は悪くなっていく一方だし、
それを解決する方法は見えないし、
それを相談すると
「あなたの努力が足りないからだ」
と罵倒を浴びせられる。

■「無敵の人」と言う言葉がある。
既に全てを失っているので、
何も守るものはなく、
そして希望もない。
なので犯罪を犯しても
そのリスクよりも
そのまま人生を続ける方がリスクが多く。
辛いのだ。

■そしてそういうことがわかると
多くの、まだそこまで追い詰めてられてない人たちは
彼を罵倒する。
「真面目にやってきてないからだ!」
「もっと一生懸命やればどうにかなってるはずだ!」
その言葉がさらに彼らを犯罪に駆り立てる。

■彼らは特別にガムシャラに頑張ったわけではないかもしれない。
だが、普通に学校に通い試験勉強をして大学に入り、
就職試験を受けて就職し、1日8時間以上働いている。

なのに普通程度の幸せは与えられない。
多くの普通の人が普通の幸せを得られない環境になっている。

■「そんなことはない!俺は普通に努力して、普通くらいの幸せは得ている!」

と言う人は
運が良かっただけなのだ。
この国の幸福度は恐ろしいほど低い。

■少し昔なら、
人のやりたがらないキツい仕事は
キツいなりに高給であった。

なのであまり仕事はしたくないなんて人は
キツい仕事を短期間我慢してやって、
あとは海外旅行とかして暮らす。
なんて生活が成り立っていた。
それがだんだんとその休める期間が少なくなり、
ついには年中働いているに生活が苦しい、
と言う状況になっている。

全体的に貧乏になっているのだ。

■しかし、偶然仕事につけて
それなりの給料を貰えている人は
それに気が付かない。

「なにか不景気で物が売れないなぁ〜」
なんて漠然とは気づいているのにね。

もう既に物を買える人は減っている。
物を買う人が少なくなると、会社の売り上げは下がる。
会社の売り上げが下がると、社員の給料も下がる。
もしくはリストラされる。

リストラされてから
はたと気づくのだ。

「あぁ、もう殺人事件とか犯してさっさと人生終わらせた方が楽だな」

そう思ってしまう。

■なので、もちろん殺人はいけないことだが。
そんな事件が起こるたびに
「まぁ、仕方ないよね」
と思ってしまう。

■それは社会がダメだからだ。
社会が悪いと言うことは
社会人である、あなたのせいなのだ。
だからあなたが殺されても、
それは
仕方のないことなのだ。

なーんちゃってねー。
エイ!
エイ!




極楽京都日記: 平等主義者!  





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