■「ミッドナイト・ゴスペル」最終話見た。
ヤベー。ちょっと泣いてしまった。
世界の全てを理解してしまった気持ちになってしまう。
現実にいる人にインタビューしたのを
アニメにグニャリと練り込めたアニメだったのだけど、
最後の対談相手が監督自身の母親って言うね。
そこから生と死と人生の全てが分かる。
それぞれにいろいろテーマでお話するのね。
それがサブカル的というか
人間の真理に迫るテーマなので
密度が濃い。
濃すぎる。
ドラッグ、瞑想、宗教、生と死、悟り、恋愛、輪廻、
などなど。
■カッコつけて悩んで考えたいが
結局答えは見つからない話なので
延々悩み続けるような題材。
■宇宙の果ての星で一人暮らす主人公。
ネットばかりの引きこもりだ。
しかし高性能コンピューターの惑星シュミレーターで
様々な可能性の星にダイブし
著名人にインタビューを試みる宇宙ユーチューバーだ。
■映像はサイケデリックで
グロテクスで麻薬的。
アニメーションはグニャリグニャリと
変幻自在に自由闊達に動き出す。
■真面目な話をしつつも、
どこか悟りきれない
庶民の愚民的、
どうせ俺なんてどうにもならんのですよ、な
厭世観、悲観的ペシミスト。
■主人公は電話で姉に
「ちゃんとしなさい」
と怒られる。
このアニメの波に乗ることができたなら
知性的な開放感が味わえる。
それは幸福に続く道だ。
■そして最終話で
遂に「生と死」の答えが出る。
それは数ある答えのひとつかもしれない。
でもひとつでも知れたのならばもうけもの。
■そう、あなたがグダグダと
ウダウダと考えるその悩みなんてのは
この世の誰かが既に悩みきっていることなので
その最果てまでたどり着いたお話を
聞きに行けば良いのである。
■そこでようやく
君の考えが始まるのだ。
そう、悩むのではなく。
考えるのだ。
この先悩む誰かの分まで。
ナンノコッチャ。
楽しいアニメですよ。
アドベンチャー・タイムの監督ですわよ。
ネットフィリックスで見れます。
死ぬまでに是非!
君は明日死ぬが。
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