■実は観てなかった今敏監督の「パプリカ 」を観た!
スゲー!こんな凄い映画だったのか!
このイマジネーション系の映像
これを超えるモノは未だ出てないんじゃなかろうか?
と言うかこれいろんな作品の元ネタになってるよね?
恐ろしい完成度。
■千年女優も東京ゴットファーザーもパーフェクトブルーも観てたのに、
これだけ見てなかったのよね。
そしてパプリカが一番古い作品だと勘違いしていた。
■なんとも緻密で
作品理解深度が厚く。
理論的で数学的なのに
■これ原作小説の筒井康隆とも
音楽担当の平沢進ともとの共通点でもあると思う。
根底にただようユーモア。
それは不真面目なおふざけなでもあるのだが。
■なので見る人によっては
真面目で深く高尚な作品に見えてしまうこともあろう。
■もちろん真面目にいろんなことを考える。
むしろ考え尽くしてからの楽観が横たわる。
■お話はいわゆる
人の精神に潜り込む
人間の深層心理に潜り込む。
夢の中への介入。
もちろんそれは試作段階なので
様々な不具合が発生される。
そしてその技術を巡る人々の欲望。
さらにその欲望を直接覗き込み、体験できる機械なのだ。
■人の心は美しく、
そしてグロテクスだ。
想像は止めどなく。
妄想は無限の彼方へ。
全ての抑圧から解放された自由の世界なのだ!
それを現実に引き出すことができれば
■が、しかし本当にそうなのか?
想像の妄想がそのまま素晴らしいものなのか?
現実は苦労が絶えない。
■現実と妄想が融和し、
両面の良い面を引き出し。
理想の球形になることこそが
■…なんて、小難しいことは考えなくても
妄想世界がモノの見事に絵になっているのは
とても楽しく面白いモノなのでよ。
ゆったりと高速に。
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