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2019年6月22日土曜日

【映画感想】きみと、波にのれたら【湯浅政明】



■予告編を見たらラブストーリーで
恋人が死んで、でも不思議なことが起こって
愛、そして絆…
みたいな、恋愛クソ映画かよー!ムキー!
とか思いつつもあの湯浅監督だしなー、と観に行ったのでありました。



■いや、実際その恋愛部分もすごくなめらかに
嫌味なく繊細に描かれていて
特にムカつくこともなく^^観れたんですけど。

■そんな予告編から想像できる場面は
前半で終わって
普通なら最後になんかひとつ事件があって
盛り上がって彼との本当の別れそして立ち直り
新しい道へと一歩を進める、なんてのを
最後に5分くらいで終わる感じじゃないですか?

■そんな絶望と悲劇から立ち直り
未来へと奮起するまでの道程を
もうじっくりと描いているんですよね。


■それは、だから立ち直ったのだ。
映画だからご都合的にこうなったのじゃなくて、
実感として納得できる体験としてそこにあったのよですよね。

■最後、彼女が完全に立ち直った時に
主人公が泣いてしまうシーンがあるのですが
あぁ、ここでようやく全ての折り合いがついたのだなぁ、
よし!泣いてよし!
なんてしっくりと来たものなのです。


■そう、なんかいろんな場面がしっくりくるのですよね。
ちゃんと納得できる。

そうなると前半の恋人ラブラブ状態も
するりと納得出来るものなのです
う、羨ましくなんてないもんね!ムキー!


■あと、脇役の妹ちゃんと後輩ちゃんがカワイイのでナイスですよ。

■最後の波に乗るシーンは
湯浅監督のマインドゲームの鯨からの脱出シーンに近いものがあるかも?
いや、あの情熱的ぶっ飛び感とは違うのですが。
気の狂った作画という感じでは同じかと。
気が狂っているのになんとなくオシャレにまとめているし。
あぁ、一般のウェイ系の客に湯浅監督の気狂い部分がばれませんよーに^


■あと、悪徳ユーチューバーが成敗されますよ。
ヤッタネ!^^












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