映画「ブレードランナー2049」観てきた。
とても、脳に、良い!
うひひひ、かなり、良い!
全編に渡ってモノトーン風味でずっと雨が降っているのだけど。
そこに重低音の圧のあるウネリのような念仏のような音が流れ出すともうたまらない。
レプリカントは人造人間であり、
ロボットではないのね。
機械部品で出来ているのではなく全てが生体部品で出来ている。
つまりほとんど人間なのだが。
制限を与えているとはいえ、
それを取り外せば完全な人間になりうるのか?
といえばそうはならなかった。
なので彼らは常に不完全な自分に苦悩する。
そう、苦悩してしまうのだ。
人間としては不完全なレプリカントが悩むことによって
より「人間とはなにか?」に迫っていく。
人間と同じことができれば
私たちは人間になれる。
人間は私たちにとって創造主である。
ならば我々も創造主である神に習って
「創造」をするべきではないのか?
人間は神の代弁者として
イエス・キリストという存在が重要だったと聞く。
我らにもキリストなる存在が必要だ。
みたいな感じで、
レプリカントに必要なものが
人間にとっても必要なものの根幹になっている。
人間は何があれば幸せなのか?
何を失うと悲しむのか?
人間の喜びとはなんなのか?
人生の目的とは?
私たちは何をするために生まれてきたのか?
なんてことをレプリカントを通して知ることになる。
そしてそれは人間の再起動。
再創造なのだ。
てな感じで、なにかが欠けているレプリカントの話なのに
その奥にたどり着くと
とんでもなく感情的な物語になって。
欲するものはなになのか?
人は何を持って満足を得られるのか?
なんていう究極的な根源の話になって
まるで神話を見ているようだったのですよ。
楽しいなぁ。
面白いですよ。
そんなレプリカントのリーダーとなる人物の仕事が
「想像」をすることだ。
なんてのも創造主の再構成みたいでよろしいのですよ。
うふふ。
あ、あと「ブレードランナー」観に行ったのに
「2001年宇宙の旅」の感じでした。
というかこの二つの到達点はいっしょなのね。
なので、奥まで入っていけない人は
退屈な映画だと感じてしまうかもしれませんが。
割ととんでもなく感情的な物語なので。
ずずいっと奥までのめり込んでくださいな。
それと史上最強に主人公が殴られる映画だ^
ハリソンフォードにも殴られるぜ!
ハリソン・フォード・パンチ!
ハリソン・フォード・パンチ!
もういい加減ご老体なのにパンチの重みは今も健在^
映画はむっちゃ長い。
ハリソンフォードもなかなか出てこない。
あ、そうだ。
アイドルと結婚できる近未来アイテムが出てきます。
これを改良すれば2次元が出てくる装置もできるかと思いますよ。
ソニーとプジョーが2049年にも健在だったので
企業の社長さんはSF映画に出資すると良いですよ。
「あぁ、ウチの会社はこの時代まで潰れてないんだ」
と社員の皆様に安心を与えることができます。
カモン!スポンサー!
メモ:ドローンの使い方。
データを物理的に圧縮して現物として保存する方法。
極楽京都日記: 【映画感想】「メッセージ」
極楽京都日記: かぐや姫の物語 :映画
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) 2017年10月28日
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