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2020年2月23日日曜日

【映画感想】アニメーション映画「音楽」【#アニメ映画音楽】


■映画「音楽」観た。
感動して泣いた。

困難に立ち向かったり敵を倒さなくても、前には進める。
むしろ何も障害物はないのに前に進むのは難しかったりするので。
停滞しながらも最後まで突き進んで行くことがとてつもない感情を呼び起こす。
すげぇ映画だ。


■不良高校生三人組なんだけど。
別段社会に不満があるわけでもないし
教師に立て付くわけでもない。
代わり映えのしない日常に退屈しているわけでもないし。
程々の日々にそれとなく生活している。

■たまになんか面白いことしようぜ、と
他校に殴り込みに行ったりする。


■そしてそれを言うのが
リーダー格のヒゲでスキンヘッドの研二って奴だ。
喧嘩も強いからか後の二人も彼には絶大な信頼を置いているように見える。
研二がそう言うんならやろうぜ、ってなる。

■そんな研二が唐突に
「バンドやろうぜ」
なんて言い出す。
音楽だ。
ものすっごい適当に音楽を始める。
皆でいっせいに音を出してみる。

退屈でもないが興奮でもない日々に暮らしていた
三人の心が少し熱くなる。

「なんか良いよね」


■三人とも無口であまり感情を出さない感じなのだが
特に研二は輪をかけて無表情で
楽しいんだか楽しくないんだか
よくわからない奴だ。

■なんやかんやで近所の小規模な音楽イベントに出ることになって
そこでの音楽の演奏で
無感情だった研二の心が爆発するのだ。


■それだけの映画だといえばそうなのだが。
それだけで十分ではないか。
むしろそれこそが全てだろうがよ。

■そしてそこに至るまでの日常が
なんでもないようで
後から思い出すと青春の全てのようで
たまらないのだ。
少しずつの幸せが積み上げられている。


■意図的なのかどうなのか
不満とか不安とか焦燥とかはあまり描かれてないような気がする。
それでいいと思う。
ただ少しずつ面白かったことや楽しかったこと。
愉快な出来事が綴られていく。


■そして最後のライブの時に
「ちょっと俺、緊張してきた」
「俺も」
って言う。

本当に凄く楽しいことの前には緊張がある。
なぜならそれは本気でやろうとしているからだ。

自分の本気が間違っていなかったと信じたい。
良かったと思ったあの感情は偽物ではないはずだ。

だから怖い。


■でも、楽しいんだからしょうがない。
前へ、前へと突き進むのだ。
そしてあの夏の空へと飛び上がるのだ。

あぁ、なんて嬉しい物語。















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