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2017年3月25日土曜日

【漫画感想】「ゼリゐ文明の書」タカノ綾

■漫画家よりかはイラストなどのアーティストとして有名なタカノ綾氏。
まぁ、天才なので怖い!
と思っていたのですが
それほど画集とか買うほどではなかった私です。
しかし、漫画でまとまったものがあれば
すぐさま読みたいと思っていたので、
本屋で見つけてすぐさま購入!
1600円!高い!
でも迷わず購入!
そして大正解!
ヤッタネ!



■この汚い世界なんて壊してしまいたい。
なんて言うよくある中二的ドリームから始まるのですが。
そこから一気に200年後!
新しい文明が作られていたのだッ!!



ぷよぷよプニプニのゼリイを材料とした
丸くて柔らかくて美しい世界。

そんな世界が誕生してしまっていた。



■それがふわふわのファンタジーかと思えば
ゴリゴリのSF作品で
その世界の現状と過去と未来と
そこに居る人たちの感情を伝える。

そして変えたいと思って変えた世界なのに
「やはりこの世界も完璧ではないのではないか?」
などとまた世界の否定も始まり。

その描写力により
圧倒的なイメージ世界が描かれてゆくのであった。

とてもステキ。



■うつうつとしている中学生女子とかが見ると
幸せ過ぎて死ぬので、読むな!^

もうこれ描けたら満足だろうなー的な
世界の中心を描く理想漫画。



■湯浅政明監督でアニメ化して欲しい。
カイバのあの感じで。

■書き下ろし単行本なので
1冊完結のグルーヴ感がとても心地よいのです。
快作!






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大正九年にも通じるね。

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