■「ルックバック」
ヤバい!ずっと泣いてる。
終わって立ち上がろうとするも、
息が震える。
上っ面の感動させようとするものは何もなくて。
ただただ真ん中の中心を掴んで
テーブルの上にドーンと置きやがるのよ!
怖い!
もうやめて!
嬉し過ぎて死ぬ!
ここには幸福しかない!
絵を描かなくっちゃ!
■そんな感じでジャンプ+で掲載された時に打ちのめされて
芸大卒の人に読んでみてと送ったら
ちゃんと「読んだ、そして死んだ」
と帰ってきたのでニッコリ。
そしてその人の大学仲間にも送ったらしく
死屍累々。
私は満面の笑み。
単行本も買って
読んで
再度死に至るワタクシ。
■この作品いろんな要素があるのだけど。
周りの不理解は極力排除してある。
実際にはあるのだけど、
そんなことより自分の前へ進む力なのだ。
■諦めるときに誰かのせいにしたくなるし。
そもそも絵を描くだなんてやっても仕方のないことだと。
自分以外の所に辞める原因を無理矢理でっち上げて、
自分の心のダメージを軽減したくなる。
■震災の時に絵なんか描いても誰の助けにもならない。
社会にとって自分はいてもいなくてもいい存在なんだ。
なんて、結構名のある絵描きの人が嘆いていたりしていたが。
馬鹿野郎!
あんたの絵にどれだけの人が救われているのか!
と殴りつけてくる映画なのです。
■そして絵を褒められた時の
天にも昇る気持ち。
雨の中スキップしてめちゃくちゃなダンスを踊ってしまう。
あの高揚感。
嬉しい。
とても嬉しい。
■しかしその評価は過大ではないか?
私はそこまでの存在ではない。
もっと絵の巧い人は他にもたくさんいて。
私なんか…
うるせー!
とまた殴られる。
だったら上手くなりゃいい話じゃねーかよ!
なれるだろ?
ハァン?なれねーのかよ?
ははッ、クソが。
と煽られる。
■あぁん?
やれるが?
誰ができないって言ったよーッ!
みてされせ!クソがッ!
…そんな脳内攻防が繰り広げられるのだが。
絵の練習は地味だ。
■しかし一度ついた心の炎は
熱く燃えたぎっているのだ。
そこに一緒に研鑽できる仲間がいる。
仲間であり最大の理解者だ。
最高かよ!
■しかし世界は理不尽である。
災害もそうだが。
そこに何の配慮もない。
ただただ理不尽なだけだ。
理不尽な運命が。
■あの時そうしなければ、
その時ああしていれば、
私が絵なんて描かなければ。
■もしかしたら運命は変わったのかもしれない。
運命の分かれ道。
いろんな可能性があっただろう。
しかしこっちの道は間違いだったのか?
良いことはひとつもなかったのか?
あるだろうがよ!
運命を変えてそれをなかったことにしていいのか!
ダメだ!
■ならば進め!
この道を進め!
全てを抱えて幸福も不幸も全て背負って進んでいけ!
自分の来週の展開をお楽しみ下さい!
それを、
描くんだよ
自分で。
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#ルックバック 藤野と京本。 pic.twitter.com/3G6m1duzwF
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) June 29, 2024
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