■あまり良い話聞かなかったのだが、
その意に反してとても良かった!
血沸き立つ!肉踊る!
前半はもうラスプーチンが素敵過ぎるし。
後半でちゃんとキングスマンの話になる!
歴史の裏で黒幕がいっぱい!
世界を変えたい人は見よう!
■時代的に第一次世界大戦前後で
オーストリア皇太子の暗殺から始まる!
サラエボ事件が映画内に!
しかも後で調べたらほぼ史実通りの映像だった!
初回失敗して、また別に日に
皇太子が車で移動してたら道に迷って、
それをたまたまカフェで見つけた犯人が
超近距離から発砲。
って嘘かと思った。
■まぁ、さておき。
そんな感じで歴史の転換期がわさわさと出てくるんですよね。
ロシアの革命で皇帝が退位。
署名する場面とか。
そして現れるレーニン。
いや、私はあんまり歴史知らないので
ぼんやりと見ていたのだが、
それでも面白いぞ!
■あれですよね
「ヤング・インディー・ジョーンズ」
あの歴史の有名なシーンにひょっこり現れる、
あの感じです。
■それでこの映画はイギリス非公認諜報部キングスマン創設の話なので
ここから組織が作られていくんですよね。
■英国貴族のオックスフォード卿は自身の若い頃戦争に参加し、
戦争の矛盾を知る。
お国の為と大義を持って戦っていたが、
それは殺戮であり、略奪であったことに気づく。
■貴族としての義務。
余裕があるものが困っている人を助けなくてはならない。
戦争はその解決にはならないのだ。
■そうして卿は平和主義者として
断固として戦争には加担しないスタイルを守っていたのだが。
結局のところ、平和主義者も戦争を止めることはできない。
■ならば、戦争の前に情報戦で戦争を終わらせる。
民間スパイ組織の設立に立ち上がるのだ。
しかし、そんな折
彼の息子は正義感に駆られ、
戦争に参加したい!
出兵したい!
と、のたまう。
■それは本当に彼の心からの望みなのだが。
父は戦争の悲惨さを知っているので賛成できない。
■しかし映画を見ている私たちは
それを本当の心でないと分かっている。
なんとなくの時代の風潮に乗せられてしまっているのだ。
■それは現代だってそうだ。
「若者は夢を持たなくてはならない」
「人は常に成長し続けなくてはならない」
本当は全然そんなことはないのに。
「それが当たり前の当然でしょ?」
と思ってしまっているのだ。
■自分で考えて自分で決断している、
と思ってはいるが。
本当に自分で考えているのだろうか?
人生の目的ですら時代の風潮に流されて
そう思い込んでしまっているだけではないだろうか?
■なんてことを思いつつも。
平和の為のスパイ組織キングスマンと対局をなすような組織が現れる。
それはまさに悪の組織と言わんばかりの
そうそうたるメンバーが勢揃い。
それを統率する顔を見せない謎の黒いボス!
もちろんラスプーチンもその悪の組織のメンバーなのだよ〜。
戦争に有利なようにロシアを内部から動かすぜ〜。
■歴史上のあの事件やこの戦争も
この二つの組織の行動ひとつで
その道が変わってしまうのだ!
楽しい!
■そしてキッチリと前日譚として、
第1作「キングスマン」へと接続される。
それが大変に心地よい。
すっぽりスポット繋がってゆく。
あの労働者の若者がキングスマンにスカウトされたのは意味があったのだ。
そしてキングスマンは世襲制ではない。
意志を継ぐものが伝えてゆくのだ。
■しかし、それの生まれは戦争だった。
多くの貴族が戦争で後継を失ったのだ。
本来なら彼らに与えたかった財産が宙に浮く。
ならばこの愚かな戦争を起こさないための組織を作ろう。
彼らに使うはずだった財産で、
その資金と成そう。
■キングスマンは生まれる。
マナーが紳士を作る。
心の有り様に光は差し込むのだ。
キングスマン:ファースト・エージェント - 20世紀スタジオ
インディージョンズ4のラストで帽子を拾うシーンとか思い出した。
あと平野耕太のヘルシングのアイランズ卿とかアーサー・ヘルシング卿とかペンウッド卿の英国紳士三銃士を思い出すね^
極楽京都日記: キングスマン観た!【映画感想】
極楽京都日記: 【映画感想】キングスマン〜ゴールデンサークル〜【#kingsman】
極楽京都日記: 【映画感想】アレハンドロ・ホドロフスキー「ホーリー・マウンテン」 HDリマスター版
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— 内海まりお1/23関西コミティアF-08 (@mariouji) January 16, 2022
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