■うおぉぉお!
惑星クローゼット完結!
惑星クローゼット完結!
すごいー映画みたいにちゃんと終わった!
かっこいい〜!
■突然、現実か夢かもわからない謎生物がいる惑星に飛ばされる少女。
そこですでにいた別の少女と共にこの世界の謎に迫る。
しかし主人公の女の子は眠っている間だけその惑星に居るのだ。
彼女はずっとそこにいるのに。
眠っている間だけ、だからこれは現実ではないかもしれない…。
…なんて思っていると。
惑星の怪物がニュルニュルと現実に紛れ込んでくる。
今ここは現実なのか?
これは本当なのか夢なのか?
このナイフから伝わる肉の感触は
どちらの世界のことなのかッ!!
■なんて感じで
不思議な世界をただつらつらと
作者の脳内妄想をドバドバ流し込んでくるタイプの
精神的ホラーサスペンスかと思いきや、
きっちり全ての現象に理由があって、
そこに意思があったのだ!
■いやー、大好きなんですよね。
物語の冒頭シーンが実はラストシーンだった、っていうの。
全てがくるりと円を描いて繋がっている。
不可解なことなんて本当は何もなく
全て誰かの意思によって起こされた行動の結果なのだ。
■そしてそのピッタリと頭とお尻が繋がったサークルは、
完全に閉じた円ではなくて、
螺旋を描いて上昇していく。
あの時見たあのシーンだけど、
今はもう違って見える。
■のんべんだらりと薄らぼんやり楽しく暮らしていた
主人公の少女がラスト近くに怒涛の追い込みをかけられる。
それをやっと抜け出せた!…と思ったら
これまた壮大な時間をかけた追い込みをかけられる。
圧倒的プレッシャー!
圧倒的孤独!
しかし、ただあの子のために
私は諦められない!
■そしてその怒涛の抑圧が
ものの見事に開放されるのですよ!
全てをおこなった者にのみ与えられる
やり切った人生にのみ与えられる
圧倒的カタルシス!
圧倒的幸福!
絶対的なる愛情!
愛!それはラブ!
何を言っているんだ?
■まぁ、そんな感じで、
全4巻で映画一本分の幸福が詰まってましたのですよ。
とてもよろし。
■途中、ちょっとグロかったりスプラッターだったりするけど
大丈夫だよ〜
全然全然、ダイジョウブだよ〜。
ホント、本当に安全安心だからさぁ〜。
読もうよ〜。
読んでみようよ〜。
大丈夫だよ。
殺さないからさぁ。
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